ワニブックスPLUS新書<br> 被災地の本当の話をしよう ~陸前高田市長が綴るあの日とこれから~

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ワニブックスPLUS新書
被災地の本当の話をしよう ~陸前高田市長が綴るあの日とこれから~

  • 著者名:戸羽太【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • ワニブックス(2012/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784847065224

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内容説明

2011年3月11日に起きた未曾有の大災害・東日本大震災により、市街地が壊滅した岩手県陸前高田市。三陸沖に面した県最南端の自然豊かな田舎町を襲った惨劇とは。自身も妻を亡くした絶望的な状況の中、ゆるぎない信念を以て市民を導いた戸羽太市長が、震災当日の様子から復興へのシナリオまで、被災地の全容を明らかにする。社会の関心が政局と原発に流れる今、日本を復興するために絶対に忘れてはならない被災地の現実を真に理解できる1冊。佐藤正久議員との対談も収録!

目次

第1章 あの日、陸前高田市が消えた―ドキュメント3・11 地震、そして津波はいかにして襲ってきたのか?(床が落ちるほどの激しい揺れ;襲いくる大津波、決死の屋上避難 ほか)
第2章 被災地が直面した日々―悲しみを乗り越えて 3・11以後の困難な道のり(これが本当の被災地での日々;失われた市役所の機能とデータ ほか)
第3章 「ふるさと」は必ずよみがえる!―陸前高田発、ゼロから始める復興プラン(これから作る「新しい陸前高田」;これからは「減災」を考えていくべき ほか)
第4章 特別対談 佐藤正久×戸羽太―「被災地を救うリーダー論」(自衛隊も感銘を受けた戸羽市長のリーダーシップ;霞ヶ関や永田町と被災地の「埋められぬ距離」 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遅筆堂

23
えっ、この市長、ヲレより若いのか。あまり詳細な記録では無い。感想文的な記述であるが、訴えていることはもっともだし、悲しい。日本の将来を憂う。国・県、それぞれの立場があるが、それではいかんだろ。普段から感じていることなので、実に共感できる。最後の佐藤議員との対談は、いらない。佐藤議員のヨイショには興ざめ。今の国会の体たらくを見ていると、この対談の言葉も飾り物に感じる。陸前高田には、なるべく早いうちに復興を願って訪れてみたい。力になれることがあるだろうか。2012/06/16

ラグエル

22
「『取り壊さないのなら…略…ちょっとした観光名所になる…略…教訓にもなるし』その姿を毎日眺めながら過ごす市民達の心は本当に安らぐでしょうか。あの建物の中でなくなってしまった方はたくさんいます。被災者の気持ちを汲むことを怠っては本末転倒。誰のために、なんのために復興するのか」気仙沼に行って「この建物や漁船が観光名所になります」という話を聞いて生じた違和感を、あの何とも言えない気持ち悪さを、スッキリと説明して下さったように思った。「結局、東北で起きたことだから、他人事だ、という気持ちが伝わってくるんです」ね。2012/01/04

ラグエル

17
人間には、経験をしていなくとも想像力があるからわかってあげることが出来る。自分は仙台で被災したから、この本を読んで少しはシンクロするところもある。被災していない人、メディアでしか見ていない人、震災後に足を運んだだけの人、に、この内容は、伝わるのか。あの、誰がなんと筆舌をふるおうとも、何ともしようがない状態を、わかってもらうことが出来……。いい。なんでもない。2012/01/04

Motomi Kojima

14
陸前高田市戸羽市長が震災三か月後に震災を風化させないために書いた本。津波で奥さんを亡くしたのに街の人、全員の悲しさを考え公務を遂行した市長としての気持ち、奥さんが亡くなったことをお子さんに言えない父親としての葛藤、全てが流された絶望の中でポジティブに考え、街の繁栄、市民、子供たちを考え一から作り直していく強力なリーダーシップ、戸羽市長の人柄に強く惹かれてしまう。震災イベントに合わせて読んだ本だが、自分の中で震災を風化させないためにもこのタイミングで読めて良かった。陸前高田も一回は行かないと。2016/02/23

Kaz

14
3年がたち、こちらでは、ほとんどの人たちが関心を無くしてしまったように感じています。私もその一人。今、被災地はどうなっているのだろう。とりあえずネットでいろいろ検索してみます。2014/03/28

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