内容説明
魔法に支配されている世界〈夢の平原〉に暮らすカタリアは、自分を現実世界に連れ出してくれる花婿を待っていた。カタリア以外の乙女たちはみな、外の世界から迷い込んできた青年と結婚して出ていった。カタリアは最後のひとりになってしまったのだ。甘い結婚を夢見るカタリア。しかし、現れたのは、予想外の男……。「自分の幸せは自分で手に入れる!」と決意したカタリアの、体当たりの恋は叶うのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まりい
9
ふんわり優しいお話でした。決して派手ではないけれど、恋にとまどうヒロインの気持ちが丁寧に描かれていて、読んでてどきどきしました。おとぎ話には憧れるけれど、無条件にそれを信じられるほど子供じゃなくて。そんな女の子の複雑な心情を表現した、ある意味古典的な少女小説だったと思います。読み終わったあとぽかぽかと幸せな気持ちになれるような、すてきな作品でした!2012/11/27
ゆり
8
派手さはないけれど優しくあたたかみのある素敵な少女小説でした。しみじみと幸せな気持ちになれる読後感。ストレートにおとぎ話な世界観でありながら運命の相手を待つだけでなく飛び出していったカタリア。自分自身で何かをなしつかみ取った幸福は色鮮やかできらきらとても素敵でした。ノアのエピソードと思いがけないつながりも、良かった。2014/05/12
ヤモリ
5
おとぎ話の世界に生きていた女の子が楽園を飛び出して、現実世界で自分なりの幸せを探す物語。タイトルからファンタジックな話を想像してたけど、現実的な悩みと世界観の話で…でもおとぎ話の要素が物語をやわらかく仕上げてる。派手さはないけど、展開が早く、スルスルと読めて面白かった。2014/04/25
未来
5
このジャンルのお話にしては地味だけど、ひとつひとつ丁寧にエピソードを積み重なっていて、よかったです。ロマンチックだったなぁ。2011/09/04
のいじぃ
4
読了。今回は何となく「魔女の宅急便」を思い出しつつ、前作に比べ、やや失速した感じでした。ユニコーンとエルダーの繋がりが自分の中でしっくりこなかったのもありますが、タイトルにある幻獣の意味があまりないようにも思えました。また、作者の律儀な作風が今回は裏目に出て、とっちらかったまま最後は駆け足になってしまっている印象を受けました。毎回、あの構成にこだわることもないのでは。2013/05/01




