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内容説明
発達障害のある子を教育するにはアセスメントをとって、どこに遅れと片寄りがあるかを知ることが大切だ。そしてそのエビデンスに基づいた神経心理学的な知見による科学的な教育をしなければならない。そんな神経心理学を学ぶための分かりやすい入門書である。
目次
序論 これからの特別支援教育に力を発揮する神経心理学とは(神経心理学の知識を活用して子どもを伸ばす教育を)
基礎編 発達障害のある子どもの置かれた環境と能力、理解のしかたを知る(特別支援教育の現状と不足するもの;神経心理学から発達障害のある子どもを理解する;神経心理学から高次脳機能を理解する;神経心理学から子どもの心理反応を理解する)
応用編 神経心理学で心の機能を知り、発達障害のある子どもの支援に役立てる(子どもに本当に必要な支援をする;子どもを支援する七つの手法;特別支援教育に必要な連携;指導・授業・事例にみる神経心理学的な理解と支援)
資料編(「発達神経心理学的機能評価表」;「発達相談記録用紙」)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
huyukawa
0
臨床的ではあるし、道筋も分かりやすい。どちらかというと教員向けか。用語の使用がわりと雑になっているので。わかりやすくするためだろうか。2012/03/11
m k
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「高次脳機能の障害心理学」をふまえ、より深めたいと思い読んだ本。前の本の方がより固く心理学をある程度知っている人向け、こちらの方がより教育者向けの柔らかい表現になっている印象で、わかりやすかった。発達相談を行った際の、実際の児童の様子が描かれていたため、神経心理学が実際に用いられる様子がわかりやすかった。発達障害は操作的診断であるため、そのことの危うさと、心理学的知見から適切な情報を分析すること、保護者の方に具体的な今後の方針を伝えることの重要性を実感した。2021/12/03