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内容説明
国際社会が、いわゆる中国(中華人民共和国)をふつうに「チャイナ(あるいはシナ)」と呼ぶ中で、なぜ日本だけが、かつては使っていた名称「支那」を差別語扱いして自主規制せねばならず、そう呼べない風潮が広がっているのか? ――そもそもここに日中関係の本質的問題点がある。国家エゴを押し付ける中国の覇権主義「全球化」を、アメリカ的グローバリズムから読み解き、世界的な視点で、この「ウザい隣国」を論じた、いまだかつてない“中国”論。
目次
第1章 日中問題の本質とは何か(中国に統合されるのは絶対いや、でも戦争も絶対避けたい台湾;中国人労働者に頼りすぎていた日本社会 ほか)
第2章 経済という名の侵略、グローバリズム(絶対に労働者に恩恵はもたらさないグローバリズム;日本人に他国からの搾取はできない ほか)
第3章 中華思想とはグローバリズムである(シンガポールは中国人理想の嘉民社会;シンガポール人に見る、チャイニーズ社会の冷酷 ほか)
第4章 アメリカを見れば、中国がわかる(いきなりiPhoneのある生活を始めるアフリカ人;アメリカの嘘の「自由貿易」に騙されるな ほか)
第5章 文明なき中国との避けられない衝突(ダライ・ラマの政治的引退でチベット・中国関係はどう変わるか;もし日本が中国大陸を支配していたら ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
40
ただの中国脅威論ではなく、本当に中国人の核心に迫れたような気がする。2011/08/11
たー
14
まず対談形式というところで肩透かし。タイトルからもっと気合の入った(?)ものを想像していたので。中国問題をグローバル化の問題と捉えるという視点が新鮮。2011/09/23
JUN
9
2011年と古い本であるが、2人の主張が鮮明で、面白かった。2024/07/17
kozy758
9
主に支那についての対談だ。日本、アメリカについての記載も多く出てくる。日米支の国民性の違いがよくわかる。漢族のたくましく、民族性には、日本人はとてもかなわない、と感じた。小林の日本はアンチ・グローバルすべきとの持論は面白い。「支那」との記述は「中国」比べると圧倒的に少ないのが不満だ。2017/08/11
カインズ
8
【面白いけどバランス悪し】対談本であり、両者ともに興味深い発言が多いのでスラスラ読むことができる一冊。ただ、内容には少し疑問がある。支那論と銘打っている割には、支那に関する話題が少なく、むしろ支那を通しての日本人論、経済論という趣が強い。さらに入門書という位置づけでありながら、TPPに関しての基礎的な説明がなされていないという点に不親切さを感じた。全体的に面白くはあるのだけれど、論点が絞り切れておらず、散漫な印象を受ける。しかし、小林氏の知識の幅広さには感服した。2011/08/03
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