内容説明
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難解とされる「量子重力理論」の、今までになく明解な入門書。なぜ重力の量子化が困難なのか? 量子重力理論は、何を解決しようとしているのか? ループ量子重力理論とは、超ひも理論とは、どのような理論なのか? 学部学生程度の基礎的な物理学から出発し、量子重力理論という最先端へ読者をいざなう。専門書を読む前の、はじめの一歩に最適な入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mstr_kk
7
学部レベルとはいえ理系の学生が読者として想定され、数式もかなり出てくる本なので、とても読めないのではないかと思っていましたが、吉田先生のほかの著書をいくつか読んだ流れで、意外に読めました。ほかの本には書かれていないところまで踏み込んでいて、面白かったです。量子論と一般相対論の手際よい解説から始まり、超ひも理論もループ量子重力理論も、批判的な距離を取りつつ紹介されています。2022/07/18
みかん。
6
ある程度の大学物理や宇宙論を進めた学部生が次に進むステップの本として最適なのではないでしょうか。視野が広がる一冊だと感じました。2024/04/10
ACTIVE GALACTIC
3
明解になった。/ 予想していたよりはずっと入門者向けの内容で、理論そのものの数学を勉強するというよりは、ここに何があるというガイドブックのような本だった。QM/QFTとGRを齧るのに半分つかい、後半ではループ量子重力理論や超弦理論といった現在考えられている個別模型の様子を概観する。/ 学部生向け2013/03/24
みかん。
2
場の量子論がある程度理解出来たので読み込みが深まった感じかと。超ひも理論と余剰次元が考えられると感じました。余剰次元はおそらく範囲が小さくなるように作用しているのでしょうね。2025/06/27
Kitsch Asari
2
実験やのわたしには丁度よいレベルである。2024/01/21