なぜ怪談は百年ごとに流行るのか

個数:1
紙書籍版価格 ¥836
  • Kinoppy
  • Reader

なぜ怪談は百年ごとに流行るのか

  • 著者名:東雅夫
  • 価格 ¥752(本体¥684)
  • 学研(2011/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784054050167

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

なぜか日本では百年ごとに実話怪談が流行っている。では、百年前、二百年前には何があったというのか? 江戸の四大幽霊事件から、大正・昭和初期の心霊ブーム、平成の実話怪談ムーブメントまで、意外な視点でつづる新たな日本怪談文学史、誕生!

目次

第1章 二つの震災の間で(震災の日に…;水の滴る音 ほか)
第2章 怪談百年周期説(百年前の「怪談」ブーム;テレビやインターネットにおける怪談普及 ほか)
第3章 文化文政の怪談作家たち(近世江戸文芸の流れ;大江戸文豪たちが怪談を書いていた!? ほか)
第4章 明治大正の怪談作家たち(圓朝怪談から近代文芸は生まれた?;泉鏡花―「お化けの隊長」と呼ばれた文豪 ほか)
第5章 平成の怪談作家たち(現在進行形の「黄金時代」;日本初の怪談専門誌「幽」の創刊 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

DK.HY.

24
日本では、なぜか百年ごとに怪談が流行るらしい。有名作家が怪談話を書いたり、語り部が集まり怪談話を披露したり、新聞などに怪談話(八百字程度)を掲載したり。これが百年周期で流行るのだとか。本書では百年ごとにどのような怪談が流行ったかを記載しているが、ふと怪談(のようなもの)は、ほぼ毎年流行ってるような気にもなる。ゾンビ映画や妖怪やミステリー、UFO等のムー的なものも怪談要素と考えると、ほぼ毎年、夏になると流行る。あと本書の気になる箇所として『鉄道員(ぽっぽや)』を怪談話として紹介している。感動小説と聞いたが?2018/11/22

藤月はな(灯れ松明の火)

20
綿々と続く怪談ブームをスポットに当てた新書。著者は幻想小説や怪談の名物編集者、東雅人氏という素晴らしさと紹介されている作家の豪華さに眩暈がしそうです。怪談は一時、文化価値が低いものとして見なされていた時もありましたが怪談があるからこそ、文化が円熟できるきっかけにも成り得たのですね。震災後、怪談の意味はどのように変わるかと言う考察も怪談の転換期にもなると思います。NHK放送の怪談番組や紹介されている怪談の多くに読んだものがあったのが嬉しかったです。怪談作品の年表も嬉しい限り^^2011/10/30

ぐうぐう

17
二百年前、百年前、そして現在の怪談ブームを分析する東雅夫の『なぜ怪談は百年ごとに流行るのか』。実話とフィクションの不穏な境界領域に生成する、いわゆる虚実皮膜な怪談の特質を、東は名作怪談を丁寧に紹介しながら明かしていく。幕末の動乱期に繋がる社会不安の兆しがあった二百年前、明治の三陸大津波と大正の関東大震災が起こった百年前、そしてバブル崩壊から東日本大震災としての現在に、怪談が盛んになった理由を、(つづく)2012/09/07

ペペロニ

10
あんまり「なぜ」については深堀りしていないけど、怪談文学史としては怪談に興味のある人なら一読の価値ありと思う。特に巻末の怪談文芸年表はファンなら垂涎モノに違いない。2020/12/27

ハルバル

10
江戸時代末期の文化文政期、明治大正期、そして平成の怪談ブーム…となぜか百年ごとに怪談の黄金時代が到来しているという偶然の符号に着目し、アンソロジストにして怪奇の先達、東雅夫氏の語る日本怪談文芸史。執筆中に起きた東日本大震災によりかなり本書の構成は変わったというが、「怪談とは鎮魂慰霊の文学」という結論になり結果的にはよくまとまっている。ただタイトルの「なぜ」への回答は曖昧。言ってしまえば文化の爛熟と社会不安だろうか(あと発表媒体の発達)。どちらにせよ気持ちに余裕がなければ怪談は生まれないのだ。今は黙すべし?2020/03/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3347745

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。