内容説明
「歴史の淘汰こそいちばんの批評」という考えに異を唱え、これまでになく未知の作品や作曲家のすばらしいアルバムを多く取り上げた第4弾! 「東日本大震災後のいまこそクラシックを聴きたい」というファンの心に応え「おっ! 意外!」なCDをガイドする。
目次
まえがき
第1章 名演奏家たちが贈る名盤の数々
「このブラームスの『1番』いいですね」――トスカニーニ/ブラームス『交響曲第1番』オープンリールテープ復刻
熱血教師パレーの、ギンギンに熱い学園ドラマ――『フランス管弦楽曲集』
狂っとる。――マルケヴィチ『春の祭典』(ワルシャワ・ライヴ)
ひょっとしたら人生が変わったかも――テンシュテット&ロンドン・フィル/マーラー『交響曲第2番「復活」』
こぼれ落ちるようなこのモーツァルトの息吹――マッケラス/モーツァルト『交響曲第31番「パリ」』
マッケラスが……。
ここはもっとみんなでピーヒョロロ――ジョルジュ・プレートル/ラヴェル『ボレロ』
どこまでも中央が嫌いな本格派巨匠、ギュンター・ヘルビッヒ
穏健指揮者の代表といわれるヴィトだが……――シューマン『交響曲第4番』
悪漢デ・フリエントの確信犯的異常世界――マーラー『交響曲第1番「巨人」』
ルイージ、すごい。――『シューマン交響曲全集』
「人生最高の10枚」が、また1枚揃った。――ジャック・ゲステム『ヴァイオリン小品集』
どうしても聴きたいのなら――マリー・パンテ『地獄のショパン』
天使が舞い降りて、窓から光が差し込む。――ケンプ/ヘンデルの『メヌエット』
こういう男でありたい……。――アンドレ・ナヴァラ『チェロのための6つの小品集』
内田光子、完全に巫女と化す。――モーツァルト『ヴァイオリン・ソナタ第28番K.304』
この男前のショパン――広瀬悦子/ショパン『ピアノ作品集』
無頼・爽快コパチンスカヤ――ベートーヴェン『ヴァイオリン協奏曲』
コパチンスカヤ再び
第2章 こんな作品があった……
『弦楽四重奏曲の誕生』
ヴェネツィアの喧騒に隠れた平穏な一角――ヴィヴァルディ『チェロ協奏曲集』
久々にぶっとんだ――ヴィヴァルディ『「新発見」作品集――アリア「まだ光が遅いなら」』
クラシック視聴人生のなかで10本の指に入る恐るべき体験――ゼレンカの『ミゼレーレ』
アドリア海の薄幸の美少女――タルティーニ『ヴァイオリン協奏曲ホ長調D50』
この純朴で清楚な音楽――ペルゴレージ『ヴァイオリン協奏曲』
哀愁漂う、美しくも気高い作品――カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ『音楽通・愛好家諸氏のためのソナタ集』から
天才だったのだ――カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ『鍵盤協奏曲全集』第17巻
世俗を逸脱した天国的な楽しさ――ハイドン『弦楽四重奏曲第39番「鳥」』
その名で呼ばないで……――ハイドン『交響曲第83番』
優れた断片で築かれた傑作――モーツァルト『デモフォーンテ』
そのあまりの美しさに――モーツァルト/リヒテンタール編曲『レクイエム』
これまた粋な――『フィガロの結婚』弦楽四重奏版
そのスケールの小ささがなんともいえない。――リース編曲ピアノ四重奏版ベートーヴェン『英雄』
突如ウィーンとパリに同時に降りてきた霊感?――メユール『交響曲第1番』
それはショパンの死……――ピリス久々のショパン後期『ピアノ作品集』
さりげなく最高傑作――シューマン『オラトリオ「楽園とペリ」』
シューマン、狂気に彩られたヴァイオリン協奏曲
ほか
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