内容説明
都内の高校に転校してきた沢岸亮(さわぎし・りょう)。さっそく野球部への入部を希望するが、野球部は「ある事件」を機に部員の多くが退部していた。残った三人の部員たちと部の再建を図る亮。彼らの野球への純粋な気持ちと情熱は、去っていった部員や周囲の人間たちの心を動かしていくが……。ともに笑い、泣いた「あの時間」。一所懸命に打ちこんだ時間は、遠ざかるほどに、光り輝いていく。好きなものに対する真摯な姿勢が爽やかな感動を呼ぶ青春小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
勝部守
6
作中爽やかじゃないね、との母親のコメントがあったが、十分爽やかな高校球児の物語。所々、笑え、幸せな気持ちになる本。2015/07/10
sena
5
直球、ど真ん中。青春スポーツ小説とはこういうものだという感じ。気持ちよく読めました2013/05/12
KEI
5
購入。『走れ!T校バスケットボール部』を読んだ時の気分に似ている。誰しもが好きな物を好きになった瞬間がある。それはいつだったか、もう覚えていないのが少し物悲しい。それにしても、素晴らしき表紙詐欺。2011/07/20
さきこ
4
若干ついていけないとこもあったけど、普段ニヤニヤしながら眺めてる(笑)高校球児たちも、こんな生活してるのかなぁとほほえましい気持ちで読みました。必死なプレーもとても目に浮かんだ。それにしてもこの表紙は…2013/06/28
かんけい
3
表紙とは、裏腹なような気がするが これは、これでアリだ! ラクロスラクロス叫びながらボールをキャッチする気持ちなんとなくわかるわ~男は、単純なんだぜ2011/10/14