内容説明
岩手県・天台寺の名誉住職である瀬戸内寂聴と、宮城県出身で日本を代表する哲学者・梅原猛が緊急対談! 東日本大震災後、日本人がこの難局を乗り越え、希望を見いだすために語り合う。
目次
第1章 東北から未来を学ぶ(一世一代の対談―翁と嫗の語り もうひとつの故郷「東北」―忍耐の国 ほか)
第2章 仏教に今、何ができるのか、心を癒すということ(仏教の力―地涌の菩薩となる 行基、空也、一遍―遊行聖たちの救済事業 ほか)
第3章 「日本人」のアイデンティティとは何か(日本の文学、文化―日本の文明を考える 天皇制・象徴天皇―道徳的シンボルとしての天皇家 ほか)
第4章 『源氏物語』の新しい読み方、苦難を乗り越えるために(『源氏物語』異聞―文学少女・私の生い立ち 私の文学体験―万葉と川端と… ほか)
第5章 震災後のめざすべき日本、よみがえりの思想(「あの世」へ往く―黄泉がえり 極楽から還ってきた―還相廻向 ほか)