私のミトンさん

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私のミトンさん

  • 著者名:東直子
  • 価格 ¥385(本体¥350)
  • 毎日新聞出版(2013/12発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620107714

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内容説明

身長50センチのミトンさんは、アカネの秘密の同居人。わがままで謎の深いミトンさんと、そこに集うどこまでも優しく独創的な人々を描いたほの甘い長編小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁かな❁

127
東直子さんの作品を読むのは2作目。不思議でふんわりした優しいお話。ミトンさんは身長50cmで赤い服を着たお婆さん。私も他の方の感想にもあったようにムーミンのミィで脳内再生されてました!アカネの日常がミトンさんの登場で庄司くんとの関係や、みほさんとの再会など変化があり、アカネの中でも何かが変わっていった気がします。みほさんと赤ちゃんとのお話は辛かったです。段々ミトンさんが愛らしく思えてきます♪アカネのお母さんはとても温かくて素敵!愛は言葉にしなくちゃねって印象的でウルウルきました☆とても優しいお話でした♡2014/09/20

chimako

83
著者と書名で選んだ一冊。なんとも言えない読後感。「こうなればいいな」から時空を少しずらしたように話が進む。暖かくてゆったりとして少しざわざわしていて、お母さんのお腹の中はこんな具合だったのかなと思わせる。時々涙がこぼれて、時々クスッと笑えて、時々しんみりして、時々ハッとさせられる。ミントさんってね、実は………いえいえ言わぬが花かも。そのミントさんを懐かしく思うよお母さんの名言。「愛は、声に、出さないとね」全編に愛が流れています。そんなお話。好きだなぁ。2016/03/22

chimako

66
とても不思議な読後感。「こうなればいいな」から少し時空をずらしたように話が進む。暖かくてゆったりとして少しざわざわしていて、お母さんのお腹の中はこんな具合だったのかな?時々涙がこぼれて、時々クスッと笑えて、時々しんみりして、時々ハッとさせられる。ミトンさんってね、実はね………いえいえ言わぬが花かも。そのミトンさんを懐かしく思うお母さんの名言。「愛は、声に、出さないとね」全編に愛が流れています。そんなお話。好きだなぁ。2016/03/22

エンリケ

40
初読みの作家さん。独特のふんわりした雰囲気。登場人物はいずれもかなり弛い。辛い場面も出てくるが、そんなに深刻に響いて来ないのはきっとそのせい。みんなもっとちゃんと生きろよ、と叱咤したくなる事も有ったが読み終わってみると、何だかジワッと心に染みる感じ。何とも不思議な文章を書く作家さんだ。物語は謎の小人と暮らすことになった女性のお話。平凡な主人公の生活が、それが切っ掛けで動き出す。年の割りには幼い登場人物達が、あわあわしながら少しずつ変わって行く。全体的に現実感が希薄なお話。読後は暫く潮騒が聞こえる気がした。2016/09/01

うー

26
読まずにミトンさんに出会ってしまったらぎょっとしそうだけど、今ミトンさんに逢いたい。ととととっと走り寄ってきてぎゅっと抱き着かれたら抱きしめてしまうだろうなあ。一応私にも母性があったらしい。みほさんと美鈴ちゃんとの出会いはミトンさんなくしてはなかった。みほさんもミトンさんと出会って一緒に過ごしたから幸せがやってきますように。何年か後に茜のところにまたミトンさんがやってきますように。2013/06/22

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