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内容説明
ますます複雑化し肥大する現代の情報化社会を私たちが生き抜くために必要な力とは何か? 変革せねばならないことは何か? ユビキタス・コンピューティングの新概念で世界を変えた著者が綴る提言エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
40
HACCPは出来上がる食品自体の安全性を直接評価認証するものでもないし、単に工程を清潔にしましょうという目標的基準でもない。工程の中でどの部分が危険かを予測し、その危険を最も効率よく管理できる部分(ここをCCP:重要管理点と言う)で常に検査を行うことで問題の発生をすぐに把握できるようにする、といった工程管理の基準だ。 日本の情報セキュリティで足りないのはこのHACCP的な問題分析の仕組みだ。 これだけインターネット社会になってくると、ネットにアクセスできるかどうかが社会生活において大きな差になってしまう。2020/02/10
たー
16
新聞の連載がベースということで、テーマはやや発散気味だが、コンピュータサイエンティストの視点から社会制度などに対し示唆に富んだ内容満載。2012/08/15
月世界旅行したい
7
安心の坂村健さんの本。2015/08/11
shigeki kishimura
2
テクノロジーの進化は知らぬ間に生活を変えていく。感動のしかたさえも。2014/09/11
satto
2
TRONプロジェクトの坂村健さんが新聞や文芸誌に投稿したコラムの総集編。出来れば各章ごとに掲載元も載せて欲しかった。一番興味深かったのは北京の「鳥の巣」についての記事でした。以下要約による抜粋「オリンピックを開けるだけの国のステージでありながら、人海戦術ができる低価格労働力の供給と共産主義的強権が可能であり、なお自由主義圏のサービスを買える十分な外貨と交流を持つ」2012/03/30