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内容説明
F1参戦の総指揮者として戦い、その内幕を知るからこそ語れる「世界最高の勝負における戦略のすべて」。シューマッハや小林可夢偉らが裏舞台で勝利のために欠かさないこととは?
目次
第1章 F1は戦略の集合体である(F1ブランドは戦略の積み重ね;「レギュレーションを毎年変える」戦略 ほか)
第2章 私は世界をこう戦った(宿敵・ミシュランとの出会い;ミシュランからの宣戦布告 ほか)
第3章 レースの戦略はこうして見抜く(ピットイン作戦の背景にあるラップタイムに注目しよう;ラップタイムから次のレースの可能性も読める ほか)
第4章 世界レベルの戦いを支えるF1タイヤの技術(普通車のタイヤとF1タイヤの違い;F1タイヤは軽さに秘密がある ほか)
第5章 世界レベルの戦略を可能にするドライバーのスキル(F1ドライバーの驚異的な身体能力;ハンドル操作に見るF1ドライバーの反射神経 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
19
世界を制したブリヂストンの牽引者浜島裕英氏の著書。フェラーリのミハエル全盛期の頃に、彼と抱き合っていた姿が、印象的でした。この本を読むと、アイルトン同様、ミハエルがドライヴィングに賭けていた情熱が窺える。浜島氏については、これだけのプレッシャーの中実力を発揮できた精神力と体力に脱帽する。それも、シーズンが終わったら、寝込むというエピソードを聞いても、その重圧は推察できる。また、若かりし頃。ミシュランの技術者もまた人間と悟った発想の豊かさも、F1というモンスターに取り込まれなかった心の持ちようにも、びっくり2013/07/23
C-biscuit
11
図書館で借りる。タイトルにもあるとおり、ブリジストンのタイヤを中心にした話であり、著者は現役のサラリーマンである。読み始めて、確かテレビでも山手線で通うF1関係者のような話があった。その際もシューマッハなどと話せる別世界の人であり、日常とのギャップが取り上げらてていたと思う。この本にはその一面と理由の説明もあった。車が好きなのでタイヤのこともある程度わかるが、F1での難しさやレギュレーション変更の仕組みなども知れた。印象的だったのは、チャンスをものにする姿勢についてF1を通じた事例があった。なるほど。2018/02/09
文章で飯を食う
9
タイヤ週間の締め。戦略と言うだけあって、理屈っぽい話が多かった。でも、今回はそこらへんが、染みてきた。強さには秘密などなくて、ハードワークや思いやり、信頼関係を作ること。要求し結果を出し、感謝するという、当たり前のことを、どれだけ高いレベルでやれるかですね。2016/05/12
西澤 隆
7
セナプロ時代に必死になって見て、その後だんだんと醒めていったやや古いF1ファンにとって、ブリジストンには「参戦即強豪。すげーぞ日本の技術」な印象があった。実際にはミシュランをはじめとする古くからの「モータースポーツは欧州文化」という強い自負をもったひとたちに挑み、跳ね返され、その中で少しずつ認められていったニューカマーだったのだなあとあらためて思う。そして「クラフトマンシップを下敷きに高い意識と品質の仕事を全うしていく」という物語に、僕はあいかわらずうれしくなってしまうのだなあということも再確認しました。2020/04/25
鈴木 栄一
2
好きな人には伝わると思う。 良い本でした。素直に面白かった。2016/01/03