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内容説明
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毎年夏になると、なっちゃん家族はおじいちゃんおばあちゃんの住んでいる笛吹山にいきます。親族でお盆を迎えるためです。おじいちゃんの家でなっちゃんが聞いたふしぎなお話三つとなっちゃんが盆踊りの夜に体験したふしぎな出会いの物語・・・第二次世界大戦末期、特攻機に乗って亡くなった、作者のおじさんへのレクイエム。戦後半世紀以上経って戦後世代が静かに語る肉親への鎮魂歌。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
125
最近はこのような行事も都会に住んでいる人びとには殆ど関係なくなっているのかもしれません。ただこのような本を読むことによって先祖や親兄弟を大切にする心が養われていくのかもしれません。おじいさん、おばあさんのほらが入った物語や、原作者の富安さんの最後の反戦的なメッセージは心に残ります。いい本だと思います。2018/10/21
mocha
80
毎年お盆の3日間、おじいちゃんにまねかれて一族が集まる。お年寄りたちが聞かせてくれるちょっぴり不思議な思い出話。そこに必ず登場するおじいちゃんのお兄さんは、どうして死んでしまったの?お盆の習わしや戦争のことを、ファンタジックな富安ワールドで優しく包んで伝えてくれる。子どもたちにぜひ知ってほしい日本の夏。2020/08/10
yomineko@ヴィタリにゃん
72
読み友様からのご紹介本です📙読んで本当に良かった😢😢😢最後の本当のお話、、、親戚に同じ状態で戦死した人がいます。享年21歳。知覧か、鹿屋かは分かりません。死後、立派な勲章が届き、それを見せてもらいました。〇〇君、万歳の出撃の写真、千人針。忘れてはならない記録の実物を見た事は死ぬまで忘れません。お盆になったらまた読みたいです。著者は「もう万歳と言われて戦争に行く人がいないように」と書かれています。同じ思いです。2023/12/22
はる
71
田舎のお盆の雰囲気がいいですね。なじみの薄い親戚やいとこ達とのおもはゆい距離感。虫の鳴き声。古い家の匂い。おじいさんやおばあさんのゆったりした優しさ。自分の思い出と重なり、懐かしいです。でもこの作品の本質は、この優しい世界に表裏の関係で静かに存在する、悲しい戦争の記憶。素晴らしく美しい、幻想的なラストは、富安さんの実の伯父さんへの鎮魂歌に思えました。2015/12/07
ゆみねこ
68
なっちゃんはお盆の13日から15日までの3日間、田舎のおじいちゃんの家の「盆まねき」で過ごします。大勢の親戚たちが集まり、おじいちゃんやおばちゃん、大ばあちゃんから不思議な話を聞かされる。最後の本当のお話が胸に迫りました。とても良いお話、大人にも子供にもお勧めです。2015/11/04
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