創元推理文庫<br> 聖域

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創元推理文庫
聖域

  • 著者名:大倉崇裕【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 東京創元社(2012/06発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488470050

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内容説明

安西おまえはなぜ死んだ? マッキンリーを極めたほどの男が、なぜ難易度の低い塩尻岳で滑落したのか。事故か、自殺か、それとも――三年前のある事故以来、山に背を向けてきた草庭は、好敵手であり親友でもあった安西の死の謎を解き明かすため、再び山と向き合うことを決意する。すべてが山へと繋がる、悲劇の鎖を断ち切るために――。「山岳ミステリを書くのは、私の目標でもあり願いでもあった」と語る気鋭が放つ、全編山の匂いに満ちた渾身の力作。未踏峰を夢見た男たちを描いて静かな感動を呼ぶ、著者の新境地にして新たな代表作登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aoringo

77
山岳ミステリーが好きなので手に取った。親友であり、ライバルでもあった友人が登山中に滑落した。その状況に疑いをもった主人公は、山で何があったのか真実を追いかける。面白かったけど、登山シーンがもっとあれば更に楽しめたかも。死と隣り合せの中で、お互いに命を預けることから生まれる強い絆。山に惹きつけられる人達のことをもっと知りたくなった。2024/11/12

takaC

46
架空の山だと思って読めば気にならないかもしれないけど硫黄だと思って読むとちょっと白けちゃうかもね。とか考えながら単行本以来の二読目。2013/04/07

したっぱ店員

29
友人の滑落の謎を解くために、足を洗ったはずの登山に挑む主人公。山なんて登る人の気が知れない・・と常々思っている自分にはテーマがちょっとと敬遠していたが、いざ手に取ってみたらテンポよく充分楽しめた。ぐいぐい読んだけど、ただラストはちょっとだけ納得いかないかなあ。主人公の会社の人達がなかなか魅力的で良かった。2014/09/22

papako

25
山岳ミステリー。山で遭難した友人。その事故に疑問をもった主人公が謎にせまる。山という人の目が届かないある種の密室での事故。山で遭難するということ。登山をまったく経験したことはありませんが、ミステリーとうまく融合して楽しめました。2013/04/19

マッちゃま

22
大倉氏が描く山岳ミステリ。親友の安西が難易度の高くない塩尻岳で滑落。事故か?自殺なのか?主人公 草庭は真相を解き明かす為に離れていた山の世界に戻る事となる…仕事復帰したのでユックリペースでの読了でしたが面白かったです。いわゆるアマの登山家たちの世界も覗けたり、描写からも山の素晴らしさも感じました。学生だから出来る事が、社会に出て出来にくくなったり、時代の流れに取り残されていったりする事もある訳で、僕の知らない世界を感じる(楽しめる)事が出来る作品。山の知識無くともサラッと読めましたから安心してくださいね♪2021/12/27

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