内容説明
大企業で働くアンドレアは、ある日突然の呼び出しを受けた。若くしてこの企業帝国を率いる伝説的人物、ガブリエル・クルスに。そして、彼と初対面を果たしたとたんに気を失いかけた。五年前、恋に落ちたスペイン人ルシオに瓜二つだったのだ。でも、名前が違う。それに当時、彼は貧しい放浪生活を送っていた。ただ、もしも彼がルシオ本人なら、こうしてはいられない。私には彼に隠しておくべき重大な秘密があるのだから……。ところが、そんなアンドレアの混乱と不安をよそに、ガブリエルは不敵な笑みを浮かべて言った。「驚いたな、僕を見てだれだかわからないとは」 圧倒的なパワーで周囲を翻弄するスペイン人大富豪が魅力的!C・ウィリアムズのラテンヒーローがお好きなら、『イタリア式縁結び』もお楽しみに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きき
2
ロマンス小説なのにちっともロマンチックじゃないし、それ以前に登場人物に人間らしい温かみが感じられ無くて、読むのが辛かった。ヒーローヒロインどちらも理屈ぽくて、ただ冷たい言葉のやりとりだけ。面白くない。2016/03/11
ひまわり
1
このヒーロー最低だ!本来の身分を隠して貧乏を装ってヒロインと知り合いあっさり捨てる。5年後再会して子供の存在を知ったら婚約者をあっさり捨ててヒロインを追いかけてる。自分に非があるとは考えない勘違いヒーロー。痛いわ〜2012/06/29
Mari
0
★★★☆2012/02/12
MOMO
0
過去にサイテーな行動を取ったガブリエル君ですが、それについてはちーッとも反省しておらず、現在においても、婚約者がいるくせに過去の恋人を追い回すという、やはりサイテーな行動をとってくれます。この男、いっぺんドツイてやりたいわ!おまけに自惚れは強いは傲慢だわ暴君だわでさぁ・・・まぁ、もっとも、子供のことを知った途端、正しい形にしようと、脅しと説得を駆使し、計画を立て、策を練り、自分がアンドレアちゃんと息子にとって無くてはならないものになるための努力を惜しまないさまは、結構好感が持てたけどね。 2011/09/01