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内容説明
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紙ひこうきを、本気になって飛ばすのは、けっこうむずかしいことです。飛ばし方にコツがあるのかもしれません。コツを考えるよりは、ひたすら、くり返しチャレンジするだけです。うでが痛くなることに、ふわっと、かろやかに、すーっと、紙ひこうきは、青空にすいこまれていきます。その喜びを追い求めて、物語という、私たちの紙ひこうきを飛ばし続けていきたいと思います。―あとがきより抜粋―
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
152
伝えていいのかわからない。不安だった。伝えないと離れていってしまうような気がした。一層のこと嫌いになれればいいのに。どうでもいいはずなのにいろんなことを思い出してしまう。子どもたちの気持ちは上がったり下がったりしながら、少しずつ大きくなっていく。忘れられない思い出もあるけど、忘れてしまってもいい記憶もあるんだって。この窓を開けるとどんな世界が待っているのだろう。紙ひこうきは風にのって、星の数ほどの希望とともに、どこまでも飛んでいくんだ。たったひとつのきっかけで閉ざされた扉が開くこともあるんだ。さあ行こう。2023/02/05