ビッグコミックススペシャル 蠢太郎

著者名：村上もとか【著】

小学館（2014/09発売）

• ISBN：9784091838773

内容説明

激動の明治。歌舞伎役者を父に持つ、天性の女形・中村蠢太郎。＜br＞蠢太郎親子の命を狙う者達、護る者達…謎に包まれた蠢太郎の出生。＜br＞宿命を背負いつつ、蠢太郎は今日も華麗に舞台で舞う。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちゃりんこママ]

いつからかなぁ…村上先生の描く柔らかな線に魅了されたのは。明治初頭のお歴々も登場する架空の天才女形役者、蠢太郎の人生とロマンス。「鷺娘」が舞台を観るように美しいわ。

2015/07/06

[ぶんぶん]

激動の明治に舞い降りた天性の女形・中村蠢太郎。その出生の秘密とは？歌舞伎の世界から現代をあぶり出す、村上もとか渾身の一冊。

2013/10/06

[かなっち]

『ＪＩＮ』でお馴染みの村上さん。興味が湧き手に取りましたが、最初っから凄い展開で、引き気味になりながら読みました。架空の一人の天才女形役者の一生を描いたお話ですが、壮絶で、それでも幸せだったのかなぁ…。いや、幸せな時もあったと思わないと…何とも切ない読後でした。

2020/02/16

[南註亭]

幕末から明示にかけての女形歌舞伎役者の物語、ではあります。 もちろん、フィクション、であります、ですね。 ●●な●●●とか●●の●●●だったら、発禁回収でしょう。 本書は、スレスレの問題作といっていいでしょう。 おそらく村上もとか作品の中では早々に消えるのでしょうが、私の中では ベスト1 の村上作品です。

2011/07/06

[まを]

タイトルと色味だけ見て丸尾末広とか、そういう感じかと思って手に取った。違った。時代と立場に翻弄されながらも舞うことに魅せられた蠢太郎の半生は興味深かった。「散華」が１番好き。カラーが本当に美しい。

2011/11/07