内容説明
日本の医師が野放図に放射線検査を繰り返すには理由がある! CT検査などによる医療被ばくの実態を、20年以上にわたって医学界で独り情報公開を続ける放射線専門医が説く。「日本には世界の約3分の2のCT装置がある」「放射線検査による国民被ばく線量世界一」「検査被ばくによる発がん率世界一」等、次々明らかになる、医療被ばく大国日本の衝撃の事実。何が正しく、何が危険か、判断するのは私たち一人ひとりだ。
目次
第1部 放射線被ばくの現在―なぜ欺瞞と誤解に満ちているのか(原発事故による被ばくをどう考えるか CT被ばくと発がん大国日本)
第2部 放射線による「発がん」のリスク―「専門家」に頼らず正しく判断するために(治療被ばくによる発がん 検査被ばくによる発がん なぜ検査被ばくが蔓延するのか 専門家たちの虚言 不要な検査被ばくを避けるには)
第3部 安全か危険かを自己判断するための基礎情報―医療関係者もぜひお読みください(放射線と検査 放射線の健康への影響 発がんのメカニズム 医療検査による被ばくQ&A 原発事故による被ばくQ&A)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金平糖
8
原発事故以来、晩発性障害を恐れ、特に食品の放射能汚染に神経を尖らせてきたが、自身の癌検診を前に、ふと疑問に思う。バリウムやマンモ検査の被曝も蓄積されるのではなかろうかと。『日本は放射線検査による国民被曝線量も、検査被曝による発癌死亡リスクも世界一』と知り驚愕。食品以上に健康体の放射線検査を警戒しておかねばならなかった!子どものたんこぶで頭部CTをしたことを、乳癌検診を触診からマンモに切り替えていたこと後悔。医療の場も原子力関連企業との癒着が疑われる事実。自分や子どもの身は正しい知識で以って守るしかない。2012/07/11
どりたま
1
CT検査でがんになる可能性があることがわかった(本のタイトル通り)。レントゲン写真ならそれほど気にする必要はないが、CT検査は同じ検査だとしても医療機関に非常にバラつきがあり、どの程度自分が被ばくしているのかもわからないと著者は言う(医者は信じるな!と言っている)。一番の防衛は、医療機関に行かないことというのが結論のように思えた。実際に検査によってがんが発生する確率は100分の1以下だと思うのでそれほど気にする必要もないかと思うが、必要のないCT検査は御免こうむる。2016/07/16
yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗
1
日本にはCTなどの医療機器がとても多い(多過ぎる)です。外国ではそれほど検査はしませんが、、、2011/09/27
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