内容説明
姉の遺児である双子の赤ん坊を育てているギャビーは、ある日、ギリシア有数の大富豪、アンドレアスに面会を申し込んだ。アンドレアスこそが、この赤ん坊たちの父親なのだ。亡き姉は彼と一夜の関係を持って妊娠し、ひそかに出産したのだった。しかし、話を聞いたアンドレアスは身に覚えがないようすで、ギャビーを手切れ金目当てと決めつけ、冷たくあしらう。プレイボーイと知りつつ彼に一目惚れしたギャビーは失望を噛み締め、子供たちは自分で育てていこうと心に決めた。ところが――翌日アンドレアスは自分にそっくりな男性を彼女に引き合わせた。「僕の双子の兄だ。赤ん坊たちの父親は、実は兄なんだ」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アクアマリン
3
これぞ、ハーレクインという感じ。姉の遺した双子ちゃんの、父親へ面会に行き、実は双子で本当の父親は兄だった。双子から、双子つて産まれやすいっていうけど面白い。初めての印象は冷たい感じだったけど、だんだん惹かれていく。こんなイケメンでいい人だったら、アメリカに帰られない。2020/11/29
みータン
3
亡き姉の遺児である双子の父親を訪ねるヒロイン。出会いの場こそ苦い場面ですが、その後はとても心地よくお話が展開しました。ラストは定番行動?とも思えたけど(笑)、その後の甘い余韻が良かった~。この作家さんらしい作品でした^^2011/08/10
きき
2
ヒーローもヒロインも嘘臭いほどの良い人っぷり、なのに好きになれなかったのは何処か計算高さを感じるから。ヒロインを好きになったからって恋人へ別れを告げる時のヒーローの誠実を装った薄情さ。最後に夫の浮気の結果である子供たちを受け入れた兄嫁?だけが好きになれた。本当は彼女には離婚してシングルマザーで頑張って欲しかったけどね〜2015/06/30
ひまわり
2
ヒーローが誠実で思いやりがあって非の打ち所のない紳士だわ。ここまで悪人の出てこない話も珍しいね。2011/11/17
kyara
2
キャサリン・コールターの後に、このイマージュ、癒された~ギリシャ人富豪ヒーロー、亡姉の一夜の子供、ヒーローの恋人ときたら、あーた、どんなにドロドロかと思いきや!悪人が一人もいないなんて。インパクトはないものの、暇つぶしに読むにはもったいない<癒し本>でした。2011/07/03