内容説明
「いくら払えば、今夜僕と過ごしてくれるかな?」突然訪ねてきた男性の問いに、マリンはショックを受けた。よくよく聞けば、決して変な意味ではなく、彼の同伴者として姉の代わりにパーティに出席してほしいという。男性の名はジェイク。姉が勤める広告会社の経営者で、名うてのプレイボーイとして知られていた。彼の危険に満ちた雰囲気に臆したものの、失業の危機にあった彼女は、多額の報酬に屈して承諾する。だがジェイクの身勝手な思惑から、次の週末も、マリンは彼の恋人として過ごす羽目に陥った。■報酬が目当てで恋人役を演じていたはずのマリン。いつしかジェイクの本物の恋人になりたいと願うようになるのですが……。S・クレイヴンが描くせつない恋物語をお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
6
うーん、それなりに楽しんで読めたんだけれど、悪意たっぷりな女性がタッグを組む場面にはげんなりしてしまった。ヒロインの姉は絵にかいたような有能な秘書で、人生をエンジョイしているのに、ヒロインはどうしてあんなにマイナス思考なんだろう。ヒーローは寛大みたいなのに、どうまとめればいいか分からず、感想を書きにくい・・・。2013/06/08
me
4
この作者にしてはヒーローがいい人だった。最後になるまでわからないけど、ヒーローは出会った時からヒロインに一目惚れ。やっと運命の人に出会えたと思って母親にもヒロインの存在を話していたほど。それならヒロインに気持ちを伝えておけば良かったのに、ヒーローの元恋人に振り回され二人は誤解してすれ違う。ヒーローが勇気を出してヒロインを追いかけ、気持ちを伝えてハッピーエンドだけど、元恋人と元雇用主に天罰が当たらないのが残念だった。2018/03/14
麻琴
3
不快な悪巧みした人間に何の罰も与えられないのはすっきりしない。ヒーローもヒロインも好きになれない。嫌いな話。この前読んだ本がよかったからいけるかと思ったけどサラ・クレイヴンはやっぱり自分には合わない。この前の本がまぐれあたりだったか…。☆02015/06/24
kyara
3
まあまあ!なんて意地悪なんでしょ。ヒーロー元恋人とヒロイン元雇用主。お話の中では天罰は下らないけど幸せな後半生は送れないはず・・・上手にまとまったテンプレなお話。2012/04/11
てん・ゆう
2
ヒロインがものすごく頑な。なぜあんなに悪いようにとる?騙された過去があるわけじゃないのに。ヒーローはサラ・クレイヴンのヒーローにしては上出来。2013/01/27