角川文庫<br> 星の王子さま

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角川文庫
星の王子さま

  • ISBN:9784042982197

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内容説明

砂漠に不時着した主人公と、彼方の惑星から来た「ちび王子」の物語。人の心をとらえて離さないこの名作は、子供に向けたお伽のように語られてきた。けれど本来サン・テグジュペリの語り口は淡々と、潔い。原文の心を伝えるべく、新たに訳された王子の言葉は、孤独に育った少年そのもの。ちょっと生意気で、それゆえに際立つ純真さが強く深く胸を打つ――。「大切なことって目にはみえない」。感動を、言葉通り、新たにする。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

(C17H26O4)

80
王子さまを「ちび王子」とした管啓次郎の訳に興味を惹かれて読んだ。これまでわたしが馴染んできた品のよい雰囲気の訳とは趣が随分と異なり「ちょっと生意気なちびちゃんとして不意に現れた新しい王子の姿」に初めは戸惑ったけれど、自分のことを「おれ」と呼ぶ王子は生き生きとしていて実体を持った存在のような感じがあって、これはこれでとても良かった。訳から受ける印象は違ってもお話から伝わってきたものは全く変わらなかった。河野万里子訳も一緒に読んだのだが、今回はむしろ管訳の新鮮さに、ちび王子の方がより心に直接響いてきた。2021/05/29

大福

76
全世界で広く愛され読まれてきてる作品。恥ずかしながらこの歳になって初めて読んでみました。自分の置かれれている状況によって読み直してみたら、その時、その時によって心に響くもの、受け取り方・解釈が違うだろうな。文章も挿し絵も綺麗でみんなから長く愛されているのが手に取りわかりました。2018/07/02

けいご

67
友・恋人・家族・仕事・etc。それぞれの人生の中でどの花に一番大切に水を与えてきたかい?花は注いだ時間によって徐々に愛に変わっていくはずだけど自分の元に咲いていた花はどれだったのか気付けたかい?どの愛も咲いてない?そんなはずはないよ、だって産まれてから今日まで時間は沢山経っているもの。まぁそんな花もいつかは突然無くなるんだけどね。でもその花があった場所は悲しくて美しい場所になったよ★ 砂漠みたいに何もないと思っていた世界も花があったから綺麗に見えるようになったよ。そんな一冊でした★2020/12/09

ニッポニア

65
著作権切れ、様々な訳が楽しもう。メモしたところが微妙に違うのは、選ばれた言葉の違いか。砂漠で遭難し、生死を彷徨っていてみた幻覚、と言えるかもしれない。以下メモ。象を飲み込んだ蛇の絵を理解できる子どもだからぼくは心を開いた、のか。僕の星である地球の上に、一人のちび王子がいて、慰めてやらなくてはならない。花のいうことなんか聞くべきじゃなかった。権威というものは、まずは道理の上に立つものだ。君が君の薔薇のためだけに使った時間が、君の薔薇をあんなにも大切なものにするんだよ。定番の内藤訳を幼い頃みんな読んでいる。2024/05/03

ばんだねいっぺい

37
 「君の膵臓をたべたい」の映画を見て、有名だけど読んでなかったなーと友達と買ってみて、読んでみたが、星の王子様が言うような「数字で見る大人」になっている自分を発見して、ちょっと動揺中。どの出版社の装丁にしようかと選ぶのが楽しかった。2017/08/25

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