内容説明
心に希望の灯(ひ)がともる。
“祈りの詩人”坂村真民さんの特別版・詩集。
2006年、97歳で永眠されるまで、社会の底辺で苦しんでいる人たちに向けて詩をつくり続けた“祈りの詩人”坂村真民(しんみん)さん。
彼が遺した膨大な詩の数々は、人々を勇気づける強さとやさしさ、愛に満ちています。
震災の被災者の方々や、元気を失いかけている日本の人たちに向けて、『詩集 念ずれば花ひらく』『詩集 二度とない人生だから』『詩集 宇宙のまなざし』の中から、
勇気が出る詩、励ます詩、生きることをまっすぐに見つめた詩を厳選して編んだ、特別版・詩集。
苦しいとき、悲しいとき、先が見えないときに口ずさんでほしい、珠玉の45篇。
【本文より】
ねがい
ただ一つの
花を咲かせ
そして終わる
この一年草の
一途さに触れて
生きよう
目次
ねがい
タンポポ魂
生きるのだ
一心
必然
白木蓮
見えないからと言って
ねがい
これからこれから
今〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
67
坂村真民さんの詩は生きる勇気を与えてくれます。これまで真民さんの詩に救われたという方も少なくないのではないでしょうか。けれども、そんな真民さんにも「生きてゆく力がなくなるとき」があるようです。そんなときはお寺へ行き、「力わき明日を思うこころが出てくるまで」仏陀の前に坐ってくるのだそうです。そういう真民さんだからこそ、小さな花、昼の月、おむすび、蟻、川…身の回りのさもない存在から生きてゆく力の秘訣を汲み取ることが出来るのかもしれません。2021/11/18
喪中の雨巫女。
9
《私-図書館》疲れきった体と心にしみわたる詩。2017/06/04
そらいろのワンピース
1
「タンポポ魂」「念ずれば花ひらく」「生きるのだ」ノートに書き写し、読み返そう。2019/05/03
あづまパパ
0
坂村真民さん2011/10/28