内容説明
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実証主義=無思想に堕した国文学は、現実を凝視できるか。雑誌『発言者』『表現者』に連載し続けてきた論考に「破局の後で」を加えて一書にした実践の書。
目次
1 国文学は「天皇システム」と対峙できるか
(公と玉躰-天皇システムと日本の公共性(1)
「公」・「公私」・「ひとり」-天皇システムと日本の公共性(2)
反転・併存・融合の不動点-天皇システムと日本の公共性(3))
2 近現代を睥睨する古典の思想(古典と近代批判-国文学の忘れ物
古典と和歌-和歌的共同体としての日本
「古典」の条件-規範・権威・注釈 ほか)
3 古典学徒のやぶにらみ(日本近代・アジア主義・イスラーム
ポピュリズムの勝利と戦後の完成
「国語」の起源と復興 ほか)