内容説明
大正時代の帝都。女たちがひしめき合う吉原遊廓で生まれ育った東雲楼の長男・横山夏洋は、一高へ進学するか家業を継ぐかで迷っていた。そんなとき、幼い頃から世話係としてそばにいた久助の恋の噂を耳にし、動揺している自分に気づいて、嫉妬心に苦しむことに……。濃艶な文体でつづられる大人の恋物語。人気シリーズ待望の最新刊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ayano
4
番外編のようですが本編未読。遊郭の跡取り×奉公人。遊郭という場所柄のせいかそれとも登場人物の性格なのか、全体的に薄暗く、湿度が高い感じの文章で、息苦しさは感じるものの厭わしさはなく、攻めの受けへの感情が溢れ出る印象。ラストが若干駆け足に感じられたのが残念で、どちらかというと覚悟を決めた受けが、この先どのように攻めに接していくのかが読みたかったかも。2013/03/22
紅茶あめ
4
遊廓の長男:夏洋×四つ上の世話係:久助。夏洋から強引に迫って、関係を持ったのは一度きり。立場を嵩にしていると思われたくないばかりに久助から触れてこない限り、次はないと思っていた夏洋。そんな夏洋の気持ちを知らずにいた久助がようやっと夏洋の手を取るまでが長かった。折口をもう少し二人に絡ませてほしかった。登場人物が皆、陰とは言わんが静なもんで、起伏には欠ける。それでも、うまく表現ができないけど読んでよかった。聖書かお経でも読んでいるかのような心持ちにさせられる。未来は明るいのだと予感させる結末がよかった。2013/01/03
ハルカ
3
まさか再び帝都万華鏡シリーズが読めるとは思わなかったので嬉しいです! 今回は春洋の兄・夏洋と幼い頃から一緒にいた世話係の久助のストーリーとなっています。 鳩先生の情緒あふれる文学的な文章が織りなす物語に淡々としたストーリーの流れ、切ないほどの想い、もつれる心情、そして温かさが絡んだ展開はさすが読ませてくれますね。ラストはとくに感動でした。次は誰の物語が読めるのか楽しみです!!2011/06/13
びゃーし
2
受と思って買ったら攻だった・・・_| ̄|○っていうか総ホモシリーズになってしまうのか!?秘話は主人公の脇にスポットという言葉的にも(;´Д`)個人的に1番最初のカプが最も好きで続き読みたいのになあ・・・2011/06/14
さとみん
2
またこの濃密な物語に浸れるとは!新刊リストを見たときから楽しみにしてましたが、彼らの話が読めて思いがけないプレゼントをもらった気分です。2011/06/06




