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内容説明
10年間に及ぶ不妊治療の末、最後に選んだのは「ふたりで生きていく」こと。突然の子宮内膜症手術、度重なる人工授精、流産……。どんなに辛い時も、ふたりで上を向いて歩いてきた――。手塚治虫の愛弟子・堀田あきおと妻・かよが今、日本に“夫婦の絆”を問いかける――!! 今年一番泣けるコミックエッセイ!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
314
色々辛い話があるなぁと思ったけど、最後の旅先のおばさんの話に救われた思いがした。不妊て子供が欲しい人にとって怖い話だな。2016/12/24
ニッポニア
64
読み応えありました。こんなにも大変な思いをして治療しているんですね、もっと手厚いサポートがあってもいい分野ですね。互いに尊重し合い、あっけらかんと描いていて、スッキリした後味に救いがあります。誇張されている、とは思いつつも、医療者の在り方には疑問を持ちますね。それほど需要が多く、儲かる分野なのかもしれませんが、結局、金があれば多くを試して、なければ途中で諦める、という現実はあるようです。2023/12/09
アコ
23
Kindle Unlimited:自身は未経験だけど、親しい人たちが治療している。(していた、も含め。)大変そうなことは察するも、なかなか聞けることではないので勉強になった。体や心、そしてお金の面でも本当にしんどかったと思う。覚悟を決めて治療に挑む姿はもちろん、2人で生きていくことを決めたご夫婦の姿も応援したくなるものだった。乗り越えた2人はきっと仲良く楽しく生きていけるはず!絵のタッチも好み。2019/04/09
柊子
21
経験者だけに、検査や痛みなど判り過ぎるほど判って、ストーリーが少々重かった。女医の描写なんてドンピシャ過ぎて笑えたし、あのKО病院も正にこんな感じ。他の患者さんの話がカーテン越しにしっかり聴こえてくる。恥ずかしいとか辛いとか、そうした心を殺さないと、不妊とは闘えないんだなと思ったものだ。35年以上経っても、薄れない記憶と感情だ。2018/02/28
錦糸蝶
16
採卵をご存知だろうか。体外受精のために、先から針が出るちんこみたいな機械を膣にぶっこまれ卵巣をつつかれるのだ。麻酔なしで!絶叫するあたしに医者はニラニラ笑いながら、「お産はもっと痛いんだからね~」とほざいた。つわりや浮腫みなどの「妊娠したからツラい」ことより「妊娠出来ないからツラい」ことのほうが、何万倍もキツいと全力で断言する。不妊治療に挑まれているすべてのひとに赤ちゃんがやってきますように。不妊治療を辞められたすべてのひとに揺るがせのない穏やかな幸せがやってきますように。2015/10/05