「通貨」を知れば世界が読める―“1ドル50円時代”は何をもたらすのか? - “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

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「通貨」を知れば世界が読める―“1ドル50円時代”は何をもたらすのか? - “1ドル50円時代”は何をもたらすのか?

  • 著者名:浜矩子
  • 価格 ¥750(本体¥682)
  • PHP研究所(2011/06発売)
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  • ISBN:9784569796208
  • NDC分類:338.97

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内容説明

なぜ我々は「円高・円安」に一喜一憂しなくてはならないのか、そもそも「通貨」とは何なのか…そんな壮大なテーマを、人気エコノミストがわかりやすくも刺激的に説いていくのが本書。
通貨の発祥から基軸通貨ドルの没落、ユーロの限界、そして「1ドル50円」時代を迎える日本の未来まで、知的好奇心を満たすのはもちろん、明日のビジネスにも必ず役立つ一冊。

目次

はじめに―通貨を知ることは、世界経済を知るということ
第1章 我々はなぜ、通貨の動きに一喜一憂するのか?―「一ドル五〇円」に向かいつつある世界にて
第2章 基軸通貨を巡る国家の興亡―世界経済を支配するのもラクではない
第3章 通貨の「神々の黄昏」―「まさか」の連続が世界を震撼させた
第4章 これからのドル、ユーロ、そして円と日本―基軸通貨なき時代はどのように進んでいくのか?
終章 来るべき「二十一世紀的通貨」のあり方とは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

272
本書ではドルという基軸通貨から始まり、そもそも通貨とは何ぞや?円の役割などが分かった。本書が出た後、仮想通貨も出てきて更に展開は目まぐるしくなってきてるなぁと思った。2017/09/11

Miyoshi Hirotaka

35
 戦後のイタリアで「甘いもの通貨」が生まれた。インフレによる釣り銭不足でチョコレートや飴玉が釣り銭代わりになった。続いて、在庫管理に困って考えついたのが「甘いもの引換券」。やがて引換の権利は行使されなくなり、通貨価値を示す証明書として流通。  通貨は金本位制でグローバル化したが、「金(キン)の切れ目が金(かネ)の切れ目」という仕組。近代史で、この黄金の指輪を手にしたものは呪われた。希少性と流通性という矛盾するものを両立させなければならないからだ。これからは基軸通貨に代わり、共通通貨の時代だと説く。2012/12/02

再び読書

29
正直この本を読ん通貨を理解出来たとは言い難い。ただ、基軸通貨、金本位制、プラザ合意等名前しか知らなかった単語の意味がうすらぼんやりとでも知れたことが良かった。まだ、マクロ経済の理解には程遠い。もう少し、いや結構な勉強が必要と思われます。この著作以降、仮想通貨も出て来て、より複雑になっている様に感じる。1ドル50円で成り立つ日本経済で、財政を回復させて欲しい。どアホな政治家より怜悧な官僚が必要なヘビーな時代に突入している気がする。2018/07/08

佐島楓

26
通貨の歴史、グローバル経済の歴史を概観しながら著者と共に歩むような本。相変わらず切れ味鋭い語り口。「まさか」が起こり続けてきたのが歴史であり、今私たちがこうして読書をし、思いを巡らせられるのがどれほど奇跡的なことか。どうか、著者のおっしゃる戦争の可能性が少しでも減ってくれますように。願うしかない自分は、無力だ。2013/09/25

ペールエール

17
どちらかというと「通貨の歴史」についての本。 筆者の持論を述べる、というより教科書チックな本だった。 内容としてはわかりやすい方。専門的な内容を筆者特有の書きぶりで紹介している。 2013/07/18

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