内容説明
広大な敷地に使用人夫婦と暮らす富豪の老人に雇われ、カリーナが専属看護師として移り住んでから九カ月がたった。気難しいシルバー翁に辛抱できず、何人も看護師が替わったらしい。でもカリーナはすぐに孤独な老人の強がりを理解し、持ち前の同情心とユーモア感覚のおかげで、互いに会話を楽しみながら打ち解けた関係を築きあげていた。シルバー翁には息子が一人いるが、何年も前に家を出たという。どうやら仲違いしたようで、屋敷の中には息子の写真が一枚もない。ところが十二年ぶりに帰郷すると便りがあり、老人は気が高ぶっていた。親をこんなに心配させるなんて、どんな人かしら?みんなが寝静まった夜、カリーナはその当人を迎えることになった。グレーの目をした傲慢な男――アントニオは彼女の予想を超えていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りりか
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ヒーローはヒロインが老人の財産を狙っていると誤解し、ヒロインはヒーローを傲慢なひとと嫌います。そこに恋敵がからんできて…という展開。ヒロインは現実的で職業意識をきちんと持った感じの落ち着いた女性なので好感が持てました。なので、ラストのハッピーエンドにはより満足感がありました。2012/01/23
me
0
ヒロインがヒステリックで読むのが疲れた。初対面のヒーローに、「(父親は)会いたくないそうよ」「明日出直してくるべき」と親子の関係に勝手に口を出す失礼な女性でイライラした。そこはヒーローの実家なのに「勝手に入られても困る」とか使用人のくせにヒロイン何様なのかと思った。金持ちの年老いた父親1人の実家に若い女性が住み着いていたら、ヒーローでなくても懐疑的になるのも仕方ないと思う。ヒーローはヒステリックにはならず、最初疑っただけだし悪いと思えば恥ずかしそうに謝罪の言葉も口にする。→続く2019/05/26
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