ハーレクイン あの日の恋をもう一度

著者名：リズ・フィールディング【著者名】/湯元リカ【翻訳者名】

ハーレクイン（2011/10発売）

• ISBN：9784596221711

内容説明

たった一人の肉親だった祖父の死後、メイは途方にくれていた。三十歳の誕生日までに結婚しないと屋敷の相続権を失うなんて……。あの日以来、恋人はいない。しかも、三十歳の誕生日は間近。一方、アダムは妹が置き去りにした赤ん坊を前に困り果てていた。手紙には、頼るべきはメイ・コールリッジとある。深窓の令嬢メイとの身分違いの恋を諦めたあと、アダムは実業家として成功。今はセレブの仲間入りを果たしていた。その日、偶然公園で会い、十三年ぶりに言葉を交わした二人は互いの窮状を打ち明け、そして……偽装結婚に合意した。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

再読。←読んだことを見事に忘れて再購入してしまった(笑)おバカさん…。

2018/02/07

[沙月]

潰したい暇があって、他にできることがないときに手に取るのにちょうどいい作品。何と言うか、すべてにおいて生ぬるい物語。ヒーローは、青春時代にヒロインの祖父に野良猫を追い払うが如く追い払われるのを黙って見ていたヒロインに復讐するのだと言ってる割には、特に意地の悪いことをしているわけでも辛く当たっているわけでもなく、そうこうしているうちにヒロインがうっかり漏らした一言からほぼ正確な真実を察して僕が馬鹿だった～と償い路線に転身だし。ヒーロー妹の件もあっけなく解決だし。痛くないぬるま湯な物語。が、これはこれでよしｗ

2011/06/01

[糸車]

淡々と進むお話だったので、まさか泣かされるとは思っていなかった。ヒロインがヒーローの妹のために払った犠牲を誰にも言わなかったこと、そのためにヒーローがお門違いな復讐心を抱くようになったことを考えるとヒロインの祖父はひどい。それでも結婚を犠牲にしても祖父を在宅介護で看取るヒロインの覚悟は立派。外国のクーデターに巻き込まれたヒーローの消息がつかめないまま日々を過ごしていたヒロインの気持ちを考えるとつい涙が。ヒーローの有能な男性秘書に拍手。そしてヒーローの誠実さとロマンチックな振る舞いにも拍手。よかったです。

2014/01/20

[こえん]

普段、強烈なヒーローが出てくるジェットコースター的展開の話ばかり読んでるので、少しばかり物足りない感が否めない。これはこれで楽しいんだけど…。

2011/08/08

[Mari]

★★★

2012/01/28