内容説明
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アキ三角は、相手に打たせろ!
囲碁をはじめてから月日は流れたけど、なかなか強くならない……そんな悩みをお持ちの囲碁ファンは、多いはずです。
囲碁は、「地の多い方が勝つ」ゲームですが、はじめから地ばかり囲おうとしても、なかなか勝つことはできません。依田九段は、「囲碁の本質は、地を囲うことではなく、『石の効率』を追い求めて、『可能性』の豊かなところに打つことである」と説きます。
本書では、「捨て石」「アキ三角」「利き筋」など、「石の効率」を上げるためのコツを、1から丁寧に解説しています。
特に「三目の真ん中」が、手筋の基本だということは、囲碁が結構強くなった方でも、気がついていない方が多いはずです。
本書の内容を身につければ、今までとは見違える碁が打てるようになるでしょう。
目次
序章 「石の効率」が碁のすべて
第1章 アキ三角を考える
第2章 「三目の真ん中」が手筋の基本
第3章 サカレ形の避け方
第4章 1から学ぶ「利き筋」
第5章 石の効率と「捨て石」
第6章 全ての基本は「弱い石から動く」
第7章 打ってはいけない危ない形
第8章 石の効率が良くなる実戦手筋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
152
依田さんの本は碁のスジを身につけるのに最適だと思う。「アキ三角」は碁を覚えた最初に教わる愚形であるが、本書では、自分が打つとアキ三角になる着点を相手に打たせたり、相手の石をアキ三角に導いたりと、愚形を知ることで逆に好形が作れるようになる…ということを丁寧に説いている。「三目の真ん中」「割かれ形」も基本中の基本だが、やはり棋力に関係なく碁の面白さそのものに触れる内容になっている。「利き筋」「捨て石」の章は、著者の碁の柔らかさに通じるものがあり愉しかった。全般に、依田さんの持ち味がよく現れているように感じた。2022/01/13
マモラジオ
2
普通の手筋の問題集です、ただ解説では形にこだわることの大切さに重点を置いておりアプローチの仕方は若干新しいのかなという感じはします。2014/04/28