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内容説明
人生に迷ったとき、人生を変えようと思ったとき、壁にブチあたったとき、人はいつも成功者を手本にします。しかし、それは、手本になる人が優秀だから成し得たことかもしれません。たとえ優秀でなくても、その成功者とあなたでは長所も短所も違うはずです。そう、人は誰とも違うのですから自分の武器で勝負するしかないのです。著者は、名門早稲田ラグビー蹴球部主将でありながら、50m走では7秒6もかかり、ケガがあまりに多く選手生活のほとんどをリハビリですごしました。しかし、自分だけの武器を見つけ、チームを全国で準優勝に導きました、その後監督として母校に戻ったときにも、「監督に期待するな」と明言し、選手それぞれが自分の能力を活かす道を探し出すことに専念し、二年連続全国選手権優勝を成し遂げました。自らが非エリートだったからこそ、苦悩の末に見つけ出した思考法。ぜひ、あなたの武器を見つけ出してください。
目次
序章 鈍足を「受け入れること」からすべては始まる
第1章 一流なんて目指さない!
第2章 成果が出ない「常識」なんか必要ない
第3章 最高よりも「最適」な自分を見つける
第4章 未来の地図はストーリーから見えてくる
第5章 成功よりも「成長」を目指す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gatsby
14
リーダーシップよりも「フォロワーシップ」ということの大切さを説いている中竹氏の本。タイトルは、自分の強みに集中せよという考え方だと思う。それは最高よりも「最適」な自分を見つけるという言葉に端的に示されている。私がラグビーに関心がないからか、ラグビーの経験の部分はあまり興味を持てなかったが、vision-story-senarioというV・S・Sマネジメントという考え方と、成功よりも「成長」を目指すという言葉には共感。「一流にはなれないが、一流は育てられる」という言葉にも励まされる。2011/07/06
のぶさん
4
日本一オーラのない監督を自称する中竹さんの著書。全く無知で申し訳なかったのですが、本を何冊も書かれているコンサルタントだったんですね。内容は、不得意なことを解消しようと悪戦苦闘するのではなく、得意なこと、不得意なことをどちらも含む現実の自分をきちんと認識した上で、自分ができること、なりたいことをビジョンとして描いて、それに向かおう、というものです。ちょっと元気をもらったかな。子供にも読んでほしいと思います。2012/02/16
SU
1
中竹さんの指導方法は凄く勉強になる。2016/09/24
Mitsuhiro Shimada
1
目的を達成させるために。の一点に集中させた数々の中竹さんの戦略がここにある。 ただ、読んでみて分かったのだが中竹さん本人の特性もあるがその当たり前とも 言える戦略を実践出来ている背景には、彼自身の辛い、厳しい体験がありそれを 克服するなかで身につけたものだと気づいた。2011/11/27
Change Expert
1
この本自体が中竹氏が提唱、実践している「V・S・Sマネジメント」に沿った形で書かれていると感じた。中竹氏が自身の生き方から体系化したことを書いているので説得力があるし、引き込まれた。それにしても50メートル走7.6秒で本当かなー?。これだけでも興味を惹かれた。2011/08/14