内容説明
無農薬、無肥料、不耕起が基本の自然農。『奇跡のりんご』で広まった自然農を、70年代から実践してきた川口由一に、その極意を聞く。
目次
第1部 美しい生き方を求めて(戦争と家族 子ども時代 農家の跡とりとなる ほか)
第2部 自然農はいのちの道(土はいのちたちの歴史 「耕さない」が恵みをもたらす 「見事に生きる」 ほか)
第3部 答えはここに(漢方医療と病からの自立 強さ、弱さ、そして病 投げださないで ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキちゃん
9
いのちの道、人の道に目覚め、今日を正しく生きて、心平和に死ぬまで美しく生きる2019/05/15
うちこ
4
前半は旧来の考えから抜けられない農業の人への批判的な気持ちの表明があって、よくある文化祭的な自然至上主義かと思って読みすすめたら、ぜんぜん違った。後半でグイグイ引き込まれた。 対談でインタビュアーが何度も「するほうがいいとお考えですか?」という語調で問いかけたり、インタビュアー自身が行っている活動にシンクロさせるような誘導をするのだけど、一度もそのトラップにおちない。でも、インタビュアーの主張も否定しない。 川口氏のコメントは「正しいことをしている」という気持ちの危険性を知り抜いている人の語りだった。2015/03/10
lune
3
先日の農のお話会でお仲間さんからお借りした本。この前に読んだ「わら一本の革命」を通過した川口氏の自然とその生き方。農薬を使用した旧農法で体を壊された氏の言葉は刺さる。 現代の食と医療・薬を自ら学びよりよい選択をすることは私たちが社会を動かす一端でもある。 何度も著書の中で言われている、よく学び、足るを知ること。 いのちの道、本質に生きる。 我が子たちにも大事に伝えたい。2022/07/14
仏教のパンセ!
3
川口さんの自然農塾で、かつて塾生をさせていただきました。農業、漢方を学びました。素晴らしい体験でした。
Carlos
3
生きてく分が作れればこれでも良いが、現実的には川口さんも言ってるけど厳しい部分もある。2015/06/07