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内容説明
大好きな山で仕事ができる、ただそれだけの理由でヘリ会社に入った篠原秋彦は、山小屋への物資輸送のかたわら、空からの遭難救助法の確立を目指す。
ひとりでも多くの人の命を救いたい。そのために山を研究し、私生活を犠牲にして現場に飛び込んでゆく。
そのすさまじいまでの救助の実態を、山岳遭難ルポの第一人者、羽根田 治が真実に迫る迫力で紹介
目次
第1章 五六豪雪
第2章 山に惹かれて
第3章 ヘリ・スキューの黎明
第4章 ワーカホリック
第5章 プライド
第6章 極限下のドラマ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
goro@the_booby
45
ヘリによるレスキューの黎明期。一人の男が果たした功績を初めて知りました。ヘリのパイロットや救助隊の活躍の本かと思ったら、これがまた営業の人だというのだから驚いた!誰も出来なかったことを始めても、ここまでの執念が無ければ確立できなかっただろうな。道を切り開いた人です。お山に行く限りは明日は我が身とやっぱり山岳保険には入ろうと強く思った次第であります。2017/05/24
扉のこちら側
40
初読。2015年216冊め。山岳救助のパイオニアの話。最近山岳小説をポツポツ読みはじめて、ノンフィクションも読みたくなり読了。御嶽山のことが脳裏をよぎる。2015/03/05
禅
24
篠原秋彦のドキュメント小説。東邦航空の営業マンでありヘリコプターレスキューのパイオニア。熱い人間でした。54歳で呆気ない幕切れは悔しい。2024/06/13
onasu
14
大好きなシリーズ、樋口明雄さんの「南アルプス山岳救助隊K-9」では、毎回救助ヘリのクルーたちが登場するが、リアルでは昭和50年頃から、こちらの篠原秋彦(故人)さんが、その草分け。 山に携わる仕事がしたくてヘリ運行会社に転職、山での仕事の一つとして山小屋への荷揚げを請け負い、怪我人の搬送もしていたところから山岳救助へと。準備から救助にも同行し、現場にも真っ先に降り立つ第一人者として信頼を得ていた。 今や当たり前になったヘリによる救助だが、警察や消防の公のものと民間のもののある経緯も分かりました。2021/05/31
neputa
14
山の救助活動でヘリが活躍するのは当前のように思っていた。だかその歴史は浅く、しかも国内のヘリによる救助の発展においては民間企業で働く「篠原秋彦」という人物に依存するものであったという話に驚く。 整った空調と体への負担が少ない都会とは異なり、少しの油断で簡単に命を失う山の状況下で頭をフル回転し肉体を駆使して千人以上の命を救ってきた篠原氏の活動に敬服の念を抱く。 山の安全という大きな課題を一人の人間に依存することは問題だが、彼が残した実績や経験が広く活かされ一人でも多くの命が助かることを願ってやまない。2015/11/04
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