侍ばんぱいや

著者名：おがきちか

太田出版（2014/11発売）

• ISBN：9784778321420

内容説明

世界初☆しのび笑いがとまらない、侍×バンパイアコメディ！ただの浪人とは思えないほど腕が立ち、怪しげだけど女にモテると評判のお侍、黒羽冬馬の正体は、若い処女の血が大好物のバンパイア。時は天下太平の江戸時代、冬馬は性の乱れによる食糧不足に見舞われ、用心棒で日銭を稼ぎつつ貧乏長屋暮らしを送っていた。日本が誇る「侍」マンガと「吸血鬼」マンガが、ファンタジーの名手、おがきちかの手で奇跡のマリアージュ！◆おまけマンガ『吸血鬼と花嫁』収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[exsoy]

バンパイア、職業：侍。最終話の語りがすごく良い。

2020/09/05

[更紗蝦]

「侍ばんぱいや」の冬馬、「おんなあやかし」のカムラ（カーミラ？）、「えくそしすと」のたみやが、全くタイプが違うキャラクターなのにそれぞれエロかっこよく描かれていて、楽しく読めました。まさか終盤ではお調子者でドスケベの朔太までかっこいいと感じてしまうとは、自分でも意外でした。絵の上手さもさることながら、ネームの中のちょっとした言い回しにアナクロニズムなユーモアセンスがあふれていて、「栄養が偏るだろうが！」「これは拙者的…パワースポット」「脂肪を燃やすのに付き合ってもらうぞ」などのセリフに笑ってしまいました。

2014/12/01

[つたもみじ]

表紙につられたらお色気満載で吃驚したｗ でも絵も綺麗で独特だし、内容もドタバタエロコメディですごく面白かった。うっかり吸血鬼になってしまった冬馬はそれなりなのに周囲がお気楽すぎてシリアスにならない。ドジっ子な隠密えくそしすととの戦いやら、アクションシーンも良い。生娘の血＝けんこうしょく、人妻の血＝じゃんくふーど、更に年配の尼僧の血＝ちんみ…で、爆笑。怒られろｗ

2014/11/20

[もよ]

世の性風俗を嘆くバンパイア、おもしろいです。主要キャラがみんな楽しくてノリとテンポが最高です。

2011/06/11

[ぱんなこった]

初読み作家さん、バンパイア好きとして一度は読みたいと思ってた作品。絵は太目の線で切り絵のような雰囲気。物語は和テイストバンパイア物風ながら肩肘張らずに読める明るさが良い、ちょっとエロスなコメディに近いが、全体的に薄味なので深く考えたくない時にオススメ、登場人物も概ね好感触。個人的には空気のようにサクッと読めてしまう作品だった、もう一味何かあると嬉しいかも。

2015/01/29