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内容説明
東日本大震災にからんで欧米が仕掛けた謀略戦は、「日本は危険な国」とアピールすることで、不当にわが国の経済を貶めるものだった。チェルノブイリ原発事故と福島第一原発事故を同じように見る海外報道は、明らかに事実に反していた。著者は、福島原発の事故について記す。「最重要事項である緊急時の運転停止は、きちんと行われていたのだ。したがって、燃料棒の溶解という意味での『メルトダウン』という最悪の事態が起きたとしても、チェルノブイリ事故のように、運転中の原子炉が発電のために励起したエネルギーの送り出す大爆風をともなって放射能を大量かつ広範に散布するといった事態は、絶対に起きるはずがなかった」。だが、アメリカの政府高官と米軍関係者は、はじめから強硬に半径80キロ圏からの強制退避を主張しつづけた。これが日本に対する悪意でなくて何であろう。しかし欧米のキャンペーンもむなしく、日本経済はカムバックを始めたのである。
目次
はじめに―大衆国家・日本の真価が問われている
第1章 だれがなぜ日本を敵視するのか?
第2章 豊かな風土と、貧しい知識人
第3章 大震災でやっと分かった日本経済の底力
第4章 「ガラパゴス化」のどこが悪い?
第5章 新しい文明は辺境に勃興する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
4
日本には,欧米のトップのような知的エリートというのが存在しない.そして,それは日本の弱みとして語られることが多い.しかし,知的エリート達がいることで,それらの国は幸せになっただろうか.確かに全体としては伸びているかもしれないが,全員が幸福になるためには,知的エリートは役に立っているとは言いがたい.2012/02/07
T坊主
2
日本人は海外報道の敵意や憎悪を直視すべきだ。日本(大衆国家)以外の欧米、新興国やほとんどの国はエリート独裁国家、彼らは日本の実態が自国民に知られたら自分たちが享受している豊かで特権的な地位を奪われるので、日本を貶めようとしている。氏の話には共感するところが多い。2011/11/19
あおさわ
0
欧米のマスコミの意図には日本への疑問と恐れ。そして嫉妬があると著者は言います。知的エリートの全くいない日本は確かに頼りなく見える。しかし何故か自分たちにはできない経済も文化も長い歴史ももつ国として動いている。地震にも津波にも放射能にも負けない一億数千万人の一般人は本当にすごいです。2012/03/17
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