講談社現代新書<br> ふしぎなキリスト教

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講談社現代新書
ふしぎなキリスト教

  • ISBN:9784062881005

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内容説明

【新書大賞2012大賞】 キリスト教がわからないと、現代日本社会もわからない――。キリスト教のすべてがわかる決定版入門書! なぜ神が一つなのか? 預言者とは何者か? イエスは神なのか人なのか? 聖書は誰が書いたか? 知っているつもりで実は知らないキリスト教の謎を解く。日本を代表する二人の社会学者が徹底対論! (講談社現代新書)

目次

第1部 一神教を理解する―起源としてのユダヤ教(ユダヤ教とキリスト教はどこが違うか;一神教のGodと多神教の神様;ユダヤ教はいかにして成立したか ほか)
第2部 イエス・キリストとは何か(「ふしぎ」の核心;なぜ福音書が複数あるのか;奇蹟の真相 ほか)
第3部 いかに「西洋」をつくったか(聖霊とは何か;教義は公会議で決まる;ローマ・カトリックと東方正教 ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

315
2012年新書大賞受賞。 日本人が西洋という場合、 キリスト教文化圏のことを 意味するが、その内容を 実は全く知らないことが 多い。 この対談集、分かりやすい のが素直に嬉しい。漠然と とらえていた「宗教」が 読むことにより、クリアに なっていくような錯覚に 陥る。 イエスキリストとは 一体何だったのか? ユダヤ教、イスラム教 との関係は? 普段考えもしないテーマに ついて思いを巡らす… そんな機会を与えてくれる 本だった。 2015/07/16

mitei

204
なぜ多神教の世界で一神教が生まれたのかや、キリスト教とユダヤ教の関係とか中々日本人に理解されにくいことをわかりやすく説明されててよかった。2011/10/16

ehirano1

184
再読必須ですが、これは面白いです!「一神教」「キリスト教」といものの理解が進みました。また、本書が述べるように確かに日本人にはキリスト教は「不思議」かもしれないと思いました。お勧めです。2019/09/07

へくとぱすかる

167
多くの日本人にとって、わかったようでわからないキリスト教。素朴な疑問から始まって、キリスト教はもとより、いろいろな宗教の本質について考える本。対談なので読みやすく、しかもスピード感のある語り。疑問が素朴なほど本質をつくということがよく表れていて、ふつうのキリスト教の解説には書かれないような点にまで明快に説明されていくので、長年の疑問を解いてもらったような爽快さを感じる。2014/02/09

ひろき@巨人の肩

137
宗教とは社会であり、近代西欧社会とはキリスト教である、と理解。三大一神教・儒教・仏教は、論理の一貫性において多神教を超越し文明を形成した。社会の不条理は、其々「神の意志」「人間関係」「自然の真理」に起因するとし、その中で民族と個人の「幸福」を追及することで知を体系化し継承する。一神教とは、全知全能の神に翻弄される「弱者」の宗教。神への介入を禁じることで、不条理を受け入れる過程で民族は結束する。キリスト教の躍進は「宗教法」に縛られず「隣人愛」と「原罪」を根幹に思想を深化させ、科学と融合する素地の形成による。2022/01/29

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