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内容説明
「食」に関する様々な現象を読み解くと、人々の心理的変化が見えてくる。ハイボールはなぜ大ヒットしたのか。「食べるラー油」を生み出した、「ずらし」の発想とは何か。飲み放題で店が儲かる仕組みとは――飲食業界のコンサルタントとして活躍する著者によるクリアーな分析から次々浮かび上がるのは、あらゆるビジネスに通じるロジックと発想法である。おいしくておもしろい、舌と脳に爽快な刺激を与える一冊。
目次
第1章 「時代の空気」は「食」でつかむ(ハイボールがヒットした本当の理由;「奇跡のリンゴ」とAKB48の共通点とは ほか)
第2章 「明日のビジネス」は食欲から生まれる(千葉県の名産品って何?;モロッコにあってタンザニアにないもの ほか)
第3章 飲食店のメカニズムを見抜く(飲み放題はなぜ儲かるのか;鍋は店にとってもおいしい ほか)
第4章 思考停止しないために(「食べながらダイエットできる」というウソ;コラーゲンで美肌という幻想 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
42
飲食業界のコンサルタントである著者「食」を通じて語るのは、単なる飲食ビジネスについてだけではなく、広い意味でのビジネスや視点、思考法。と言うとやや敷居の高い印象になるけれど、新書らしい軽めの読み口と雑学的なものも多く、楽しんで読めました。ちょうど読み終えたばかりの『奇跡のリンゴ』にも触れている箇所があり、本同士の縁も個人的には感じました。2018/09/11
GIN@本棚大洪水中
26
レポート作成のため、2-3[紅茶専門のチェーン店が増えないのはなぜか]を中心に読了。コーヒーと紅茶は同じ区分[嗜好飲料]に割り当てられる。何故、紅茶はチェーン展開をしないのか。コーヒーチェーン店はスタバ・ドトール・タリーズ・サブウェイ等が挙げられる。しかし、紅茶専門チェーン店はとっさにいくつも出てこない。紅茶はコーヒーよりも抽出時間がかかる。さらに、まとめて抽出しなければならないのに対して、コーヒーは一杯ずつ、さらには高圧縮抽出のエスプレッソが挙げられる。しかし、紅茶はリラックス効果があるので、休日に最適2013/03/23
ふ~@豆板醤
24
3。大学時代、マーケティングに興味があった時に買ってみた本。マーケティング事例集のような雰囲気。改めて読んでみると、ちょっとまとまりのない本だなぁとしか思えなかった..(笑)「あえてターゲットやシーンなどを「狭める」(モーニングショットなど)」「網羅性から専門性へのシフト」「「置き換え」が新しい発想に(「食べる」ラー油など)」「マーケティングではこだわりを捨てよ」2017/07/24
たか
13
タイトルに惹かれて読んでみた。仕事に活かせるヒントがちょこちょこでてきた。「ブランディングしていく上でバランスを崩す」とかなるほどって思った。 2019/11/18
calaf
11
ラー油にハイボール?どちらも私にはほぼ無関係だからなぁ...流行っている(流行っていた?)らしいのは知っているけど (^_^;;;2012/10/15