NHK出版新書<br> 国家と政治 危機の時代の指導者像

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NHK出版新書
国家と政治 危機の時代の指導者像

  • 著者名:田勢康弘【著】
  • 価格 ¥628(本体¥571)
  • NHK出版(2013/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140883495

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内容説明

もはや権力争奪ゲームに明け暮れるときではない。政権交代から大震災への対応まで、重要な局面で総理や政治家は何をしたのか? 彼らの政治行動を俎上に載せ、確たる政治理念を喪失した混迷の現状を厳しく批判。ジャーナリストとしての豊富な経験をふまえ、ときに歴史に学び、ときに他国と比較しながら、国家の大計を胸に秘めた骨太の政治リーダー像を、具体的に力強く論じる。

目次

序章 政治指導者とは何か?(国家が滅びるとき 美辞麗句とアリバイ外交 ほか)
第1章 政争に明け暮れるときか?―二〇一〇年七月~二〇一一年三月(参院選後、敗北民主に三つの難問―二〇一〇年七月一三日 普天間問題は絶望的、世界の不信怖い―二〇一〇年七月二六日 ほか)
第2章 羅針盤の壊れた社会―二〇〇七年四月~二〇一〇年、社会時評(目を世界に、心を祖国に―二〇〇七年四月一五日 約束違反の“大誤報”―二〇〇七年五月二一日 ほか)
第3章 何のための政権交代だったのか?―二〇〇九年四月~二〇一〇年六月(衆院総選挙「相手の出方しだい」―二〇〇九年四月一九日 小手先というより指先―二〇〇九年五月二〇日 ほか)
終章 政治は何をしているのか?―二〇一一年四月四日

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まかあい

4
「今の日本の政治風土では選挙に出るというのは普通の人が考えるようなことではない」・・・・うーん・・・2015/06/11

壱萬弐仟縁

4
「政治は嫉妬の世界」(6ページ)。以前、貿易の嫉妬という本も読んだので、政治や経済は結局、嫉妬による人間関係のドロドロさを知ることとなった。女性が政界にも進出してきたのなら、女性首相もそろそろ台頭してもいいかもしれない。危機の時代の指導者像は、情報公開と不安除去(54ページ)が重要とのこと。枝野氏の会見は徐々に不安が増幅するのと符合するような避難対象エリアの同心円拡大であったのは象徴的だった。指導者として不安を除去しようと、「直ちに健康被害はない」は、「ゆくゆくは被害あり」と読み替えることもでき、不安↑。2012/12/15

Humbaba

3
順風満帆の状態であれば,誰が舵取りを行なっていたとしても,大きな差が出ることはない.しかし,状態が変化し,緊急事態に陥った場合には,舵取りの重要性も飛躍的に高まる.現在のように毎年首相が変わっている状態では,到底正しい舵取りは望むべくもない.そのためにも,舵取りを任せるにふさわしい首相が必要である.2012/05/05

ja^2

0
著者の予想に反してその後の政治も混乱の極みにある2011/10/10

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