内容説明
大学生の宮里雪也は母の名代として、神戸の旧家の葬儀にでかける。そこで、その家の息子、青璽と初めて出会うが、旧知のような不思議な感覚に囚われた。ひょんなことから、夏休み中、青璽の家庭教師をすることになった雪也だったが、季節はずれの梔子の香りが原因か、人には言えない夢に悩まされる。先祖から現代へと繋がる複雑な恋心を発端に、奇怪な事件が続く!? ホワイトハート新人賞受賞作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ちびのすけ@灯れ松明の火
6
読み友さんオススメ本。現在と昭和初期に亡くなった恋人同士の思いがシンクロして面白かった。作品もデビュー作とは思えないくらい読みやすくて次回作も期待したい。現在の主人公の一人の青爾の影が薄かったかな。これから始まる所で終わってしまったのでぜひ続きを書いていただきたいです。2011/07/11
zwei
5
文の結びに「…であった。」の多用が目につき最初読みにくかった。神戸に残ることになったいきさつがちょっと弱い気がする。梔子に思いが込められた推理ものでした。種明かしが手紙と供述書なのが、一方的で物足りなかったです。章立てしてありましたが、必要でしたでしょうか。並べ立てると批難ばかりになっていまいましたが、意外に面白く読みました。夏乃さんの絵が素晴らしかったです。2011/12/21
ロェント
5
独特の雰囲気があって私は好きでした。 すでに亡くなってしまった戦時中の祖父達(異母兄弟)と、その祖父達に瓜二つな孫達が主役。 現代と過去が交互に書かれてます。 本家・分家とか、家から出ていくよう嫌がらせをしてくる女性キャラがいたりとか、結構昼ドラな印象。 そしてちょっとホラーなシーンもあったりしてワクワクしながら読めました。2011/07/06
びゃーし
3
この話で一番不幸なのはどう考えても嫁だったよね・・・。じーさんは罪深過ぎ!ところで悲恋だったじーさん世代のエロスはあっても現代は気持ち伝えたとこで終了なのが残念すぎです。しかし激しく懐かしのJUNE臭のする作品だったわ2011/06/29
みこみこ
3
バレたときの犯人の言い草がなぁ・・神社の石段から突き落とそうとしたり、溜池に突き落としておいて(しかもダメ押しに上がってこれないように上から押さえつけたくせに)殺すつもりは無かったんです、脅すだけのつもりだったんです〜、なんて哀れっぽく懺悔されてもな!!雪弥もその哀れっぽい様子に許す辺りが甘い。このご時世、老人だからと甘い顔せずとことん追い込め、慰謝料請求でケツの毛まで毟りとってやれと思いました。祖父世代の分も孫たちは幸せになるといい。2011/06/17




