原発暴走列島

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原発暴走列島

  • 著者名:鎌田慧
  • 価格 ¥523(本体¥476)
  • アストラ(2011/05発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784901203463
  • NDC分類:543.5

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内容説明

1970年代から原発問題に取り組み、関連著書に『原発列島を行く』(集英社)、『六ヶ所村の記録』(岩波書店 毎日出版文化賞)などがある鎌田慧氏。福島原発事故後の東電や国の対応についての情報分析はもちろんのこと、この本のもう1つの見どころは、事故が起こる37年前、1976年の福島原発ルポである。原発の風下に植えられたムラサキツユクサの突然変異率の高さ、周辺地の松葉から検出される高濃度の放射性物質、奇形児出産の噂、白血病の多発……。どれもこれも、原発との因果関係を立証する術はない。ただ著者は、行って、見て、聞いて、そして書いていた。福島ばかりの問題ではない。すぐとなりに潜む恐怖を、あなたは感じ取ることができるだろうか。

目次

第1章 大震災が切り裂いた安全神話
第2章 FUKUSHIMA’76夏
第3章 悪魔の選択プルサーマル
第4章 生かされなかったJCO臨界の教訓
第5章 東電の発表はウソだらけ
第6章 すでに破綻していた原発政策

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魂の叫び

11
図書館から借りました。何故読まれてないのか?それは東電は知られたくないからに過ぎません(怒) 東日本大震災は地震と津波による震災とは別に原発震災であったことを忘れてはなりません。フランス政府が日本にいるフランス人を日本から脱出させるために臨時航空便を手配しました。これは国民の生命の安全を守るのは国家の義務である。を前提にフランス政府は決断した。日本政府は国民の生命より東電を選んだ… 皆さんこれも読んでほしい!東日本大震災関連の本棚にいれます。皆さん時々、東日本大震災関連の本棚を訪問して下さい。2016/04/19

hatasatohito

0
3.11直後に緊急出版された代物だけあって、鎌田慧氏の過去の著作からの寄せ集め感が否めない。が、フクシマ事故から4年も経って読むと、その後の展開予想が当たっていることに驚く。最近の新聞報道で出てきた「原子炉の炉心溶融」「デブリが落ちて、原子炉、建屋の底が抜け・・・」等。 本書に収録されている、福島原発の運転開始直後の1976年夏の取材記録も面白い。隠蔽体質はその頃から変わらないという。2015/04/30

ことよん

0
確かに原発は無い方がいいと思いますが、この人の主張は、罪人探しのようで好きになれません。人を罰するより、同じ失敗をどうやったら防げることができるのか、という主張をしてほしいです。どうして原発を作ることを止められなかったのか、どうしたらその間違いを繰り返さないか・・・。2012/02/05

愛希穂

0
ずっと原発反対を訴えてきた著者が、今回の福島原発だけでなく、過去の原発事故をもとりあげて、原発がいかに危険なものなのか、また、電力会社の隠蔽体質、自分達の利益のためなら、人の命は簡単に切り捨てるそんな体質が何十年もずっと変わっていないことがよく分かります。 今回の原発事故が起こるべくして起こったのです。電力会社は犯罪企業です。でも、ほとんど誰も罪に問われない。罪に問われたとしても、軽い量刑で片付…(ブクレコからインポート、全文はコメントに掲載されています)2011/11/05

Akio Kudo

0
★★★ 鎌田らしい切り口。論じていないところがマイナス。2018/03/07

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