スピリチュアル市場の研究―データで読む急拡大マーケットの真実

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スピリチュアル市場の研究―データで読む急拡大マーケットの真実

  • 著者名:有元裕美子【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 東洋経済新報社(2016/04発売)
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  • ISBN:9784492761991

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内容説明

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怪しい―――――。
でも気になる。
今年初詣をした人は国民の約8割に該当する1億人(重複含む)。携帯占いサイト市場約200億円、ヨガ市場約1600億円。“精神世界”から優しく明るい“スピリチュアル”へとコンセプトをチェンジし、効率的に癒す時代に対応することによって、「スピリチュアル市場」失敗の回避を目標とする若者世代に浸透、急拡大しつつあるように見える。
謎に包まれてきた、怪しいが、でも気になるスピリチュアル市場。その市場に現代人はどれだけの金額を投じているのか。客観的調査に基づいた調査結果を軸に、スピリチュアル市場における有望カテゴリーや今後の市場のゆくえを探る。
誰も語らなかった巨大市場の真相がこの一冊から明らかになる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

25
文革からの亡命中国人により風水がアメリカに持ち込まれたらしい。/スピ系ビジネスを利用するのは「信じやすい・自信がない」人。大半はライトユーザーということである。/この手の話大嫌いなのを再確認できた。2022/05/31

きいち

11
個別の情報は手に入っても全体像は全くつかみにくいこの業界をまとめたその腕力にまず拍手。◇カスタマーは「信じやすい人」という、「そらそやろ」的な、でも身も蓋もないデータ。信じるか信じないかは明確な線引きではなく、アイテムによってグラデのある曖昧なライン。効果をはじめ根拠はその時々で社会的にできあがるもの、と考えると、日本のこの市場全体が、バルトが好んで読むような「作品」なんじゃないか、と思えてくる。2013/04/26

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

8
その昔、書店には「精神世界」というコーナーがあった。それが今ではスピリチュアルとなっているわけか。”精神世界は物質世界の対立概念として考えられた言葉であり、米国から入ってきたサブカルチャー(ニューエイジ)の思想を忠実に再現している。一方、スピリチュアルは最初からマーケティングありきのネーミングである”、これですべて納得。2013/10/19

nizimasu

8
まあ労作です。類書がないのはいかにこの業界の分類や網羅的に把握するのが難しいからかもしれません。この本ではヘビーな自己啓発に近いものより占いやおまじない的に共感する心境とヨガのシンクロは面白い。より内省的なイメージがするのが日本の市場の特徴か2013/09/03

ヒュンフ

7
数少ない成長業界という事で。自身の「潜在能力」に期待したい人がヘビーユーザーになり、ライトユーザーは暇つぶし、話題目的というところ。所得の停滞や晩婚化の煽りを受けてるんだろうな。20〜40代女子の信じやすい層や何か個性が欲しい人にヘビーユーザーが多いそうな。健康食品系の胡散臭さとの親和性もある。オーガニック食品は高い割に何がいいのかわからず避けていたがそうだったんだな。古武術や合気道とかあの辺も警戒していた。これ系は独特の臭いがある。エビデンスがない事を活かし、不安を和らげる商売。けど旅行は楽しそうだ。2020/10/19

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