内容説明
愛し合って結婚したはずなのに、なぜ不満がつのるのか?いつの間にか溝が深まってしまったのは、なぜか?不満やガマンばかりの結婚生活を送っている人、一度は離婚を考えたことのある人、また、これから結婚をしようとする人、必読の一冊。いい夫婦関係を築くためには、理想の妻、理想の夫になろうとムリをする必要はありません。立派な人でなくていいのです。むしろ、お互いが言いたいことを言い、一日一回ケンカするくらいのほうが、夫婦関係はうまくいきます。本書では、「FBI型夫婦」「鳩型夫婦」「カード型夫婦」など、陥りやすい失敗する夫婦の型や、真面目な人が熟年離婚に直面する理由、夫婦関係がうまくいくコツを紹介します。
目次
第1章 一日一回夫婦ゲンカで医者知らず
第2章 なぜ一緒にいても心が通じあわないのか
第3章 失敗する夫婦の型
第4章 真面目すぎる夫と幼稚な夫
第5章 苦労症型夫婦
第6章 夫婦関係がうまくいくコツ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みーなんきー
23
高校時代から、悩むたびに加藤諦三先生の本を読んできた。 (今、初めて気付いたが、この諦め、という漢字 は本名?または、当て字?)ラジオで悩み相談を、長く続けている加藤氏のコメントは実に素晴らしい。理想論を説くのではなく、現実的にどう対処するのかを教えてくれる。また、問題が生じた背景には、夫婦各自の子供時代の問題点が孕んでいる事も語る。それらが、素晴らしく当たっていて、まるで占い師のようである。どんな夫婦でも、どこかにぴったりと当てはまる問題点があると思う。離婚の前に、是非一読をお勧めしたい。2015/04/11
ぱんにゃー
12
1から5章にうまくいかない話では、「あー!」「まずい!」と気がついていなかったことがいっぱいありました。うー、胸が苦しい(気づいていなかった)。6章でうまくいく話が載っていました。/ 話かわって、成功法則の本を沢山読んでも成功しないは、この「失敗に気づいていなかった」が足りないのだと思いました。2013/03/14
チャー
9
結婚生活の難しさを他者との関係性という心理学の観点から解説している。結婚後はとにかく話し合うことが大切である。共同生活は想像するより遥かに難しい。会話の中で自分を出すことで徐々にお互いを知る。結婚はゴールではないとよく言われるが正にその通り。ざっくばらんに異性の好みを告げられるようにならなければ夫婦は成り立っていかない。性格の不一致は当たり前。大切なのは違いをどのように扱うか。パートナーに対して依存心と敵対心と愛情が同居している人は、まず自分自身を見つめ直す方が良い。粗探しの言葉の裏にある悩みを聞け。2020/05/13
アイアイ
6
犠牲者の役が心地いいマゾな結婚。お互いを批判するだけの結婚。 男女逆に置き換えてみることも出来る、この本は確信を衝いている。 「親しい赤の他人」紙切れ1枚の制約で男女がする契約=結婚という不確かな生活。結婚=幸せでは決してない。「それでも」この言葉に愛情がある。 現実に対して「こうあるべきではない」と嘆くだけで問題解決能力のない人間。 私の事だ・・!外に目を向け、部屋を掃除し、身を美しくし、夫とは心触れ合っていたい。▽図書館 2015/05/17
しげ
5
結婚生活がうまくいくためには、たがいの心が健康であり、成熟した大人であることがもっとも重要だと思いました。しあわせは、結婚さえすれば自動的に与えられるものではなく、夫婦の努力や心がけで毎日作り出していくものなのですね。相手のことを「好きだ」という気持ちに、こまめに立ち返って、仲良くやっていこうと思います。2012/04/27