内容説明
―どうやら昨今の天使はライフルを構えて初対面の人間を脅してくるものらしい。小説家のカルは、原稿から逃げだす口実にむかったパーティーで、銃を構え空から降ってきた少女・ライザで出会う。国家の極秘命令をこなす諜報員だという彼女は、『賢者の石』を奪った秘密結社に追われていた!ライザの逃走劇にカルは巻き込まれることになり…!?新米スパイ少女と大胆不敵なベストセラー作家が繰り広げる恋の冒険活劇、華麗に開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
82
久々に読む女性向けレーベル作品。主人公男女のキャラ立ち良く掛け合いが面白い。スパイ活劇の要素がなんちゃって、ではなく堂に入ったもの。ガンアクション描写も手堅いし、お宝争奪戦や要人暗殺などジャンルの勘所も押さえている。その上でエレガントな舞台背景やロマンスなど少女小説らしいテイストが良き味わい。地に足のついた感じが素晴らしく著者は丁寧に仕立てているようだ。途中の構成を緊密にしてテンポアップすれば、よりスリルやサスペンスが出たと思うがまずは十分な出来。シリーズにしても良さそうだがこれ一冊でもまとまっている。2015/02/17
幸音
12
新米諜報員ライザが初の任務中に巻き込んだのは「歩く国家機密」ことベストセラー作家カル。正統派ツンデレ少女と仔犬系青年のやりとりがツボ。カルがライザよりも諜報員よろしく活躍しているから読んでいて楽しい。キス1つで~のところはにやにやしながら読んでいたけど、ライザの返しも良かった。公衆の面前でのあれがおいしい。カルの頭と右腕と新作のネタさえあれば構わないと豪語する担当編集者レナードの掌返しが面白い。カルとの会話シーンで分かるけど兄様はかなりシスコン。続きを期待する声があるのも納得。2014/11/03
さなだ
11
ツンデレ美少女スパイのライザとベストセラー作家で仔犬系青年のカルのロマン活劇!後書きのコンセプトに笑いました(>ε<)確かにカルはほわっとしてるけど積極的に口説いてたな! 読んでてだんだんカルがドSなんじゃないかと思った(笑) 続きがあったら読みたい!2011/04/23
紅羽
8
キャラクターが魅力的で面白かったです。カルの性格も羊の皮を被った狼のようで素敵です(笑)そこに潔癖なくらい真っ直ぐなヒロインのライザが加わると二人の掛け合いがとても愉快でした。続編、待っていたら出ないかな。2014/06/10
かや
7
ハラハラ、ドキドキ、キュンキュンしました!カルの見た目と行動のギャップにやられました。そして、そんなカルに振り回されるライザが可愛い。諜報員としての成長も、カルとの恋の部分もどちらもおもしろくて、読んでいて凄く楽しかった。《黄金の光》団やジェイラスの事で続きがありそうなのに、無いのが残念です。2014/05/27
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