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内容説明
高級茶漬け19万円、花魁との床入り500万円、将軍の小遣い19億2000万円――!? ドラマや小説でおなじみの江戸庶民の暮らしも、「円」に直すといっそうよく味わえる!
目次
第1章 江戸っ子の稼ぎ(職業と収入 江戸スタイルの商売人)
第2章 裏長屋・庶民の暮らし(人々の暮らし 江戸の仁術)
第3章 繁盛店のうまい物(長屋の朝は納豆売りの売り声から マグロの大漁 ほか)
第4章 江戸のエンタメは盛りだくさん(物見遊山は奮発して 花のお江戸の風俗産業)
第5章 一度は行きたい伊勢参り(伊勢参りの費用は月収分 東海道の二つの難所 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
46
とても興味を持って読めた。本書は江戸の物価を色々だしていってるが、何故卵の値段が本のタイトルになってるのかが謎だった。値段を見ると江戸時代の生活が見えてきて面白かった。てか江戸に住んでみたいなぁ。2011/06/01
佐久間なす
41
タイトルを見て、面白そうだなと思ったので読みました。 江戸の庶民の生活が、江戸時代の物価を現代の物価に直すという方法で紹介されていました。 江戸の庶民の生活についての知識はほとんどなかったので、知らないことがたくさん書いてあり、とても面白かったです。 この本を読んで興味をもったので、江戸時代について書いてある本をまた読んでみたいです。2012/08/13
ちさと
37
住居費が安かった分エンゲル係数がめちゃ高かった江戸の庶民の生活。その他、町金の利息(年利2250%)やベストセラー本の代金(井原西鶴1冊50000円)など、物の値段を今の貨幣価値に換算して、当時の風俗や暮らしを眺める本です。以前読んだかな?類似本がたくさんあるだけ?目新しい発見はありませんでしたが、読んだあとは江戸の経済とお金の使いどころがなんとなく想像できるようになって、この先時代劇を見た際には突っ込みを入れられるようになるかもしれません。2019/04/26
しゅわ
32
【図書館】時代小説や映画を見ていて「このお蕎麦はいくら?」とか「この旅籠は一泊いくら?」なんて思ったことありませんか?そんな素朴な疑問にこたえる本。稼ぎ、庶民の暮らし(家賃や食費)、エンタメ(芝居や風俗)、そして旅費…という章立てで、当時の川柳や絵などに残る生活の様子を解説。とてもわかりやすく、どこから読んでもOK。江戸~大阪間を3日で届けた超速達の料金は140万円!?江戸にも100円ショップがあった!?なんてビックリな豆知識も仕入れられ、より江戸時代の庶民の生活が身近に感じられる…そんな素敵な一冊です。2013/09/10
えちぜんや よーた
28
本書の構成で最初に三貨制度(金・銀・銭)と 現代の物価換算がなされています。 最初に基準がはっきりしているので ここさえ押さえていれば、 後はどこを読んでもすぐ分かるようになっているのが嬉しい♪ 後々、時代小説読むときに便利なので、 19世紀の文化文政期等価価値を書いておきます。 1両=6400文=銀65匁 1両=4分=16朱 銀1貫=1000匁 銀1匁=10分 1文=20円 1両=128,000円 1分=32,000円 1朱=8,000円 銀1匁=2,000円2012/09/08