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内容説明
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小児科医のクラウスは、少年時代をすごした町に赴任することになった。その町の広場には古い時計台があって、その時計は、彼が子どものときからずっと、こわれて三時をさしたままなのだった。いつも閉ざされている時計台の扉が三時にだけ開くことを発見したクラウスは、その中で、子どものころ病気で亡くなったはずの親友アルフレートに出会う。なぞめいた時計台を舞台に、時をこえた少年の日の友情を描いたファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わっぱっぱ
38
ヨーロッパには、本当に時間が巻戻ったのかと錯覚するほどに中世の面影を色濃く残した街がたくさんある。いま、その中にイェーデンシュタットもあることを私は疑わない。時計台の時計は壊れたままだろう。ペガサスの佇む噴水も。広場の賑わいや少年たちの夢は、今日も誰かの訪れを受けるまではひっそりと眠りについていることだろう。 長い時間をかけたさよならとありがとうの物語。名作。2017/10/22
ヤマセミ
27
タイムスリップの話なのだが、飛んでる感はなくて、静かで落ち着いた丁寧なつくりの物語。もの悲しいトーンは親友が亡くなったことを悼んでいる主人公の心色なのだろう。アルフレートは探偵みたいな洞察力を持った少年で、自分が死んだあと20年後の親友に語りかける方法を考えた。友情は時を超えて永遠。2016/09/08
mntmt
27
シリーズ2作目。時計台の謎。再会。手紙。ゾクゾクするほど、おもしろかった。2016/07/16
R子
22
とても良かった。クラウスは思い出の時計台で、友人のアルフレートに再会する。時を越えて。漂う静けさが色んな不思議を引き寄せていくようだった。最後の手紙では、アルフレートの賢さと抱えてきた想いに打たれて涙。『ドローセルマイアーの人形劇』『オイレ婦人の深夜画廊』も読みたい!2016/10/06
あおい
17
「ドローセルマイアーの人形劇場」に続く二作目。小児科医のクラウスが主人公。彼は不思議な時計台で大切な友人と出会う。ラストの切なさと温かさといったら…。とても素敵な物語です。2020/03/09
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