内容説明
戦後闇市から立ち上がった風雲児の激動の人生、各地域の新旧勢力の衝突から、最大組織山口組の全国展開…仇討ち、シノギ、跡目争い、さまざまな理由からヤクザ組織は血塗られた抗争劇を繰り返してきた。熾烈を極めた「沖縄戦争」、史上名高い“仁義なき戦い”「広島抗争」、泥沼化した「中京戦争」、度重なる衝撃事件から長期化した「大阪戦争」、山口組大分裂による「山一抗争」、平和共存時代に起きた各地の抗争など、戦後主要な50の事件・抗争を網羅。
目次
1章 戦後混乱期の縄張り争い(新橋闇市抗争―戦後の風雲児;浜松抗争―市民が感謝した日本ヤクザの戦い ほか)
2章 地域抗争(西成抗争―八人で名を挙げた「殺しの軍団」;沖縄戦争(第一次?第四次)―「戦果アギャー」から生まれた沖縄ヤクザの二十年抗争 ほか)
3章 山口組の台頭(谷崎事件―雀荘でのイザコザから拳銃と日本刀が飛び出す;小松島事件―入所直前の組長を襲撃 ほか)
4章 山口組の全国進出と山一抗争(明友会抗争―山口組全国進出へのきっかけ;博多事件―夜桜銀次事件を発端に大動員が発令 ほか)
5章 平和共存の時代(みちのく抗争―東北進出の足がかり;山波抗争―「抗争中止令」を無視、一般市民が巻き添えに ほか)
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