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内容説明
健全な組織はゆるぎない信頼感に支えられている。その信頼感を生み出すのが、「徳」をもって集団をまとめるリーダー「長老」の存在だ。「徳」の経営が実践されるとき、運も能力も向上し、奇跡を呼ぶ「燃える集団」が出現する! <本書は、2006年10月に『マネジメント革命「燃える集団」を実現する「長老型」のススメ』として小社より刊行された単行本を、サブタイトルを改題して文庫化したものです。>
目次
ダメ上司
創業者井深大氏のマネジメント
CDの開発と「燃える集団」
「フロー理論」との出会い
内発的動機の重要性
理性が邪魔をする
「インナーワーク」と「コーチング」
「やり過ごし」の効用
自我の力学
アイデンティティー(自我同一性)の確立
成熟した自我への道
意識の成長・進化と社会の進化
意識の成長・進化の落とし穴
「長老型マネジメント」のルーツ
マネジメント・スタイル
新時代における企業理念
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Carlyuke
34
面白かった!天外氏の本らしくブッとんでいる部分を含んでいる。 「文化的重心の定義: その社会の期待可能な意識レベルであり, そのレベルより下の人を引き上げ, 上にいる人を引きずりおろす作用が社会の中に存在する。」というケン・ウィルバーの指摘の引用はなるほどと思った。 過去のマネジメントは社会の変化と共に変わらざるを得ないと主張。もっともだ。このような考え方のプロセスからも学べた。 著者としては長老型マネジメント, つまりは部下を信頼し能力を引き出すようなマネジメントを説く。お勧めです。2019/01/03
templecity
5
ソニー元上級常務。創業者の井深大ともソニー在籍時代に上長を介さずに接してきた。内容は従来の常識とは外れた革命とも思えるもの。戦後米国式マネジメントを目指してきた。目標を掲げて部下をしっかりマネジメントするというのに対して、フロー経営、すなわち組織全体が乗ってきたぞと思わせる内容。社会全体がワクワク、楽しくなるような企業を目指す。一種の悟りのようなものを築き上げる。部下自身が成長するようにさせる。(続きあり)2018/09/16
k
2
CD、AIBOの開発責任者だった元ソニー上席常務による「長老型」マネジメント論。パワーがあって読んでいて面白い1冊。ソニーが元気だった時にはこういう人がいっぱいいたのだろうなと。2011/05/03
xilosi
2
単純に面白く、ためになる本だと思います。実践するのは難しそうだけど、僕が目指している方向性の本だったので★★★★☆。2011/04/26
けん
1
元ソニー上席取締役の本 ソニーの経営が良かった頃はこういうやり方であっていたのかとも思うが現在の状況を考えると燃える集団を作り出すのは大分困難だと思う しかしすごい勉強 になった2018/07/23