いまアメリカで起きている本当のこと - 日本のメディアが伝えない世界の新潮流

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いまアメリカで起きている本当のこと - 日本のメディアが伝えない世界の新潮流

  • 著者名:日高義樹
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • PHP研究所(2012/12発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569696690
  • NDC分類:302.53

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内容説明

「ドル離れ」の裏で進む「金本位制」への動き、世界のエネルギー事情を変える資源開発の成功、日本の核武装に反対しない政治指導者たち…。
ワシントン情報から読み解く「日本の命運」。

目次

第1章 アメリカは日本が核武装してもかまわない
第2章 アメリカは日本を信用できなくなった
第3章 アメリカは「金本位制」に動いている
第4章 アメリカ経済はもう一度悪くなる
第5章 アメリカの新しいオフショア戦略が始まる
第6章 二〇一二年は保守勢力がさらに大勝する
第7章 次は共和党の大統領が選ばれる
第8章 オイルシェールを地下深くで天然ガス化した
第9章 アフガニスタンはアメリカの全面戦争になった
第10章 中国とアメリカが衝突する
第11章 中国の軍事力には重大な欠陥がある

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

16
長期的に米中衝突は避け難く、その危機はわが国の命運を左右する。中国は資源を他国に求めシーレーンを確保しようと海軍力を強化しているが、本当に必要なのはロシアやインドに対する陸での防衛。兵器の配置、つまり、基地問題は環境変化、特に科学技術と連動する。米国の競争力の源泉は科学技術。米国の大学は財政的にも政治的にも国家に依存していない。わが国も人口減少を補うために突出した技術を開発する必要に迫られている。優れた産業政策とともに歴史と世界の現実を見る目を持ち、技術競争に勝ち続けることが、平和へと続く道となる。2013/12/23

Willie the Wildcat

16
ワシントン・ジャーナリストの視点からのUSの”本音”。Topであるが故のプライドと苦悩を垣間見る。政権与党の”色”、政府のあり方、金融政策、軍事戦略・・・。世界への影響。特に2大政党制が確立していることで、各種政策が異なることへのメリット・デメリットが鍵。天然資源施策に共通点を感じたのは複雑。自国さえ良ければいいのか・・・、と感じざるを得ない。氏の論点で興味深いのは「イデオロギー教育の弊害」。一方で論調に、若干客観性が欠ける(共和党寄り)ように感じた。これも氏の強い信念の裏返しなのかな、と解釈。2012/07/21

豆ぽち

13
先日読んだリベラリストとは真逆の、保守主義(米、共和党)寄りの著者。今後の、日米関係/日中関係/米中関係について主に軍事面からの視点で論じている。確かに、日本のメディアには無い論調だったのでとても勉強になった。自分の無知さを痛感し、世界の動向についてもっと興味を持って追っていきたい。リベラルか保守かの争いは、理想か現実かの争いなのかな。軍備なんて必要ない世界になって欲しいけど、理想だけ掲げても自国を犠牲にすることはできない。そう、やっぱり人間は自分が一番かわいい。2013/03/29

ふぇるけん

6
会社の先輩からいただきました。ありがとうございます。アメリカの目線からの日米関係、中米関係の現状と苦悩。著者は共和党よりなのか、オバマ政権と比べてブッシュ政権への評価が甘いようにも思うが、とにかくアメリカはこれからも大国であり続けると予言する。ただ、内政に失敗してアメリカの魅力が下がり、世界の頭脳を集めることができなくなったときに本当に今の地位を維持できるのか、など疑問もある。今後、アメリカの動向をウォッチする際に大いに参考になる一冊であった。2012/08/27

gokuri

3
4年目のオバマ再選の前の日米中の状況にコメントした本。アメリカの政界ネタはともかく、軍事技術の進歩と戦略の変動、日本の民主党の失態、中国の拡大政策との衝突など、かなり突っ込んで予測されている。今になってよんでも、うなづける箇所が多いので賞賛に値する。2015/06/06

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