内容説明
東に凄いコースターがあれば行って乗り、西に珍しいマシンがあればそれも乗り、南に怖がっている人があれば行って乗せ、北につまらないマシンがあればそれも乗り……。ジェットコースターに深い愛情を捧げる著者が世界の100機種以上に乗って乗って乗りまくった、最高に爽快な暴走エッセイ! 濃すぎるマニア仲間との座談会『好きなマシン、乗りたいコースター、言いたい放題』も収録。
目次
第1部 アメリカ2000
第2部 つれづれ編
第3部 アメリカ2001
第4部 日本のおすすめジェットコースター
第5部 北米2007
マニアック座談会2011 『好きなマシン、乗りたいコースター、言いたい放題』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
67
絶叫マシンにも、遊園地にも特に興味はないのだが、宮田さんが書くジェットコースター記は、やはり面白かった。日本より、断然アメリカがマシンのバラエティに富んでいるというのが意外。そしてそのアメリカに、新機種が出るたびに飛ぶ宮田さんもすごい。2016/11/23
ばりぼー
46
ジェットコースターの本場アメリカに行き、11日間で35の絶叫マシンにのべ60回乗ったルポを皮切りに、2年間で109ものコースターにのべ200回以上うりゃうりゃーと突撃乗車した爆走エッセイ。同行する市川氏は高所恐怖症で普通に乗り物酔いするのにジェットコースターマニアだなんて、どこかおかしいんじゃないか…(笑)。私も絶叫マシンは好きなもののそれ以上に行列が嫌いなため、最近はとんとご無沙汰してますが、読んでいるとあまりの臨場感に三半規管がやられて軽い酩酊状態を味わえる、好きな方にはたまらないガイドブックです。2015/09/13
saga
37
著者の作品で発刊された文庫本は読み切ったはず。特にジェットコースターに思い入れもなければ、乗りたいとも思わない。読了してさえ、著者のジェットコに乗りながら「落ち着く」という感覚が判らない。お金を払ってまで恐さを体験したいなんてどうかしている! でも、ジェットコ紀行というジャンルは独創的で、独特の文体は面白いのだ。2014/04/28
ホークス
36
一冊丸ごとジェットコースターのレビュー。真面目な考察とふざけたコメントがテーマにフィットしてて笑える。アメリカでの試乗旅行がメインだが、アメリカ人の態度や行動への突っ込みが特に面白い。自分はスペースマウンテンで吐きそうになったほどこの手のマシンが苦手なので、乗りに行きたいとは思わないが、この本はとにかく楽しく一読の価値あり。しかし巻末のマニアの座談会は、ディープ過ぎて挫折した。2016/02/06
keith
25
ジェットコースター好きなおかしな男たちが、本番アメリカのコースターを乗りまくり、あれでもない、これでもないとリポートしてる本。日本のコースターの紹介もあり、その中には私の甘酸っぱい思い出のコースターもあったりして思わずノスタルジーにひたってしまった。ただそのコースターの評価をよくみると、最低ランクの「ハエ」となっていた。しばくどコラ!2015/02/16