内容説明
とても魅力的なのによくわからない、そんな村上春樹の長篇作品群のテーマを説く鍵は、実は超短篇にあった! 一見言葉遊びにしか思えないような、あるいはユーモラスな超短篇から、シリアスな長篇のテーマを読み解いてゆく、目からウロコの超絶・ハルキ読本。
目次
1 直喩―あるいは物語をめぐって(「三つのドイツ幻想」―あるいは直喩のような春樹文学について;「夜中の汽笛について、あるいは物語の効用について」―あるいは比喩の効用について ほか)
2 物語―あるいは嘘の力をめぐって(「鏡の中の夕焼け」―あるいは物語の効用について;「鏡」―あるいは虚構のリアリティについて ほか)
3 登場人物の越境―あるいは虚構の受容・創出をめぐって(「夜のくもざる」―あるいは現実を侵食するエクリチュールについて;「FUN、FUN、FUN」―あるいは登場人物との出会いについて ほか)
4 その他の超短篇―あるいは村上春樹のさらなる魅力をめぐって(「グッド・ニュース」―あるいは情報の不確実性について;「ビール」―あるいは表と裏の乖離について ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともすけ
2
他の批評家とは違う視点で村上春樹を読み解いた書。村上春樹を読み解くうえでは最低限意識しなければならないことが書かれている。この本を読んでから春樹の本を読むと今まで見えなかったものが見えてきた。いわゆるハルキストのままで終わりたくない人は読むべき。2013/02/05
あや71
1
村上春樹の短編小説をまとめて読みたかったから買ったけど、解説も面白かった!なるほどこういう意味があるんだな~と楽しみ方が広がった。。2013/07/11
はれ
0
「カティサーク自身のための広告」、「三つのドイツの幻想」、「鏡の中の夕焼け」、「鏡」、「とんがり焼の盛衰」、「バースデイ・ガール」のみ読了。2016/11/13
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