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内容説明
五・一五事件、二・二六事件、太平洋戦争、占領、六〇年安保、三島由紀夫と楯の会事件、ロッキード事件。この七つの事件が私たちに教えるものは何か?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
元よしだ
5
新書ほぼほぼ一気読み~ 保阪さん2冊目 わりとよみやすかったです 以下メモ 山田久就 金森徳次郎 入江俊郎 藤田嗣雄 土屋正三 佐藤達夫 角倉志朗 by山田久就氏談話。2019/06/08
むとうさん
2
著名な歴史作家による昭和史分析。五・一五事件などでの「テロが実行されるために越える必要があった一線」という見方が興味深い。アルジェリアのテロは何が一線を越えさせたのだろう。東条英機周りはよくある?日本人リーダー(はダメ)論。戦費の話は初めて読んだが、海外と比較しないとわからない。「総力戦」戦争は案外どこも同じな気も。最後にロッキード事件・田中角栄論。基本的に擁護調の筆致。なるほど政治家の「カネ」を叩いて失脚させる手法の元祖か。しかし見方によっては日本の低迷は(肯定側の)角栄神話にもあるのではと思う。2013/01/26
ジャンク
1
冒頭から語られる動機至純論の話やテロリストの語る「本物のテロリスト」の話、田中角栄の評伝は面白く感じた。昭和史の分野において著名な人らしいので、他の著作物も呼んでみて評価したい。2015/02/11
よし
1
多分に著者の主観が含まれているが、それが昭和という時代を生々しく感じさせる。精神的、イデオロギー的な描写は興味がない部分(個人的には三島事件は興味がないので…)は読み進めるのが苦痛だったが、5.15や2.26事件のくだりは当時の世相や若手将校たちの心情を想起させて面白く感じた。2013/09/02
あきこ
1
昭和史では保阪氏が好きだ。なんだか読んでいて納得できるし、とらえるツボが響くのだ。というわけで今回本書を読んだ。やはり二二六事件と五一五事件ははずせない。私自身の中でも歴史の転換点を感じる事件である。昭和といっても長く、戦争の前後では全く違う時代に変化していく。そこがまた歴史好きにはたまらなく、その怪しさは魅力的である。昭和の事件、いい、おもしろい。2013/01/17
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